ラック レポート 2013 AUTUMN

「ラック レポート 2013 AUTUMN」は、"システムの安定した稼動" に着目したテーマとしています。
システムインテグレーションの現場で、24時間の運用を保証する社会インフラを支えるシステムは、稼動率99.999%という高度な信頼性を要求されるのが当たり前の世界です。常に利用者に対して安心なITサービスを提供し、期待されるパフォーマンスを出し続けなければなりません。

こうしたITサービスを支えるシステムを安定稼動させるには、システムの保守をはじめ、ハードウェアの状態の把握、データの管理、アプリケーションの設定などの管理、障害に対する予防と対応策の準備などが必要になります。セキュリティはそのひとつの重要な要素で、高度な信頼性に悪影響を与える脅威を軽減するために取り組まれ、データとサービスの可用性を確保するためのリスク管理という側面もあります。

今回は、この重大なテーマに関して、ラックの各部署の技術者の意見を整理しています。

目次

1. はじめに
2. 事故対応が安定稼働に与える影響
   　2.1 一時の不安定な稼動か、長期の安定した稼動か？
   　2.2 フォレンジックの現場から
3. セキュリティコンサルタントが考える、安定稼動への課題事項トップ5
4. システムの安定稼動に、セキュリティ診断が貢献できる領域
5. JSOCによる安定稼動への取り組み
6. 大規模システムの安定化は、運用に解がある
7. システムの安定稼動を実現したお客様から学んだこと
8. BCPを実現するIT最適化という手法
   
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9. さいごに