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こんにちは。クラウドサービス部の石井です。
2024年まで、「Oracle CloudWorld」として毎年ラスベガスで開催されていたOracle社の年次カンファレンスが、2025年は「Oracle AI World」(以下、OAW)へと名称を一新し、10月13日から10月16日にかけて開催されました。AIを軸に据えたこの名称変更には、Oracle社がクラウドとAIの融合による新たな成長フェーズへ本格的に舵を切ったという強い意思が感じられます。
2025年はラックから私を含む2名で参加し、最新のAI技術や生成AIの活用事例、今後のOracle Cloudの方向性を直接見てきました。この記事では、熱気あふれる会場の様子と注目のセッション内容をお伝えします。
いざ、ラスベガスへ
前日入りをするため、10月12日の夕方に羽田空港を出発し、ロサンゼルスを経由しラスベガスに向かいました。ロサンゼルスでは離発着の遅れにより予定していた便に乗り継げないというアクシデントはありつつ、無事にラスベガスに到着しました。空港に降り立つと、目の前に並ぶスロットマシンが出迎えてくれ、ラスベガスに着いたということを実感しました。
宿泊先は、カンファレンス会場でもある「ザ ベネチアンリゾート ラスベガス」です。チェックイン後、会場周辺を散策しながら入り口を確認すると、前日のためもちろん会場に入ることはできませんでしたが、いよいよ始まるというのが実感できてとてもワクワクしました!
そして迎えたOAW初日。世界各国から多くの参加者が集まるため、初日は主に参加登録がメインのスケジュールです。私たちもセキュリティゲートを抜けて受付に向かいましたが、パスを受け取るだけでも30分近く並ぶこととなりました。待っている間、私たちの前に並んでいたインドの方が気さくに話しかけてくれ、翻訳アプリを使いながらお互いの仕事やラスベガスの観光スポットについて談笑しました。多国籍での関わりができるのも海外カンファレンスの醍醐味ですね。
夕方には、「Partner Success Summit Japan Regional Reception」という日本のパートナー各社が集まるイベントがありました。こちらでは日本オラクル社の三澤社長のご挨拶、アワードの受賞発表、2025 OCI Top Partner Engineers(以下、Top Engineers)の紹介、新しいパートナープログラムの説明がありました。Top Engineersとして私自身も壇上で紹介いただき、光栄な瞬間でした。
その後のTop Engineersの交流会では、Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)に情熱を注ぐエンジニアたちと直接意見を交わすことができ、技術に対する熱量の高さに改めて刺激を受けました。異なる分野で活躍する仲間たちとの会話の中で、次は自分がどう貢献できるかを考えさせられる日となりました。
本格的にイベントがスタートした2日目
2日目から本格的にイベントが始まります。この日のハイライトは、Oracle社の共同創業者であり、会長兼CTOのラリー・エリソン氏によるキーセッションです。開始が1時間遅れるというハプニングや、ラリー氏が現地で話せずリモートでの参加になるなど予定外のことはありましたが、大盛況のセッションとなりました。
セッションで印象的だったのは、AIのための巨大データセンター構想の発表です。現在、Oracle社はAI向けに特化したデータセンターを建設中で、最終的には50万個のNVIDIA GPUを搭載する予定という話がありました。ハードウェアやクラウド、AIを一体的に捉える本気度が伝わってきました。また、医療分野でのAI活用事例も紹介され、システムの自動化や業務効率化など、これからの社会においていかにAIが重要か語られました。ラリー氏は予定より30分以上も超え約1時間半を1人で話し切り、彼自身のAIへの確信と情熱がスクリーン越しにも伝わる圧巻のセッションでした。
AIの重要性を示す通り、今回のOAWではあらゆるデータ型とワークロードに対し、AIがシームレスに組み込まれた「Oracle AI Database 26ai」が発表されました。これは既存の23aiの拡張版にあたり、従来のDBバージョンでいう23ai R2のような位置づけです。夜、ホテルの部屋に戻りOCIコンソールを確認すると、東京リージョンでもDB作成時のバージョンの選択肢が23aiから26aiに切り替わっており、現場で感じたAIへの注力がすぐに反映されていることを実感しました。こうした即時性のある変化からも、OracleがAIをクラウド戦略の中核として位置づけていることが伝わってきます。
セッションの後は、各企業がブースを出展する「HUB」というエリアを回りました。ここでは最新技術の展示やノベルティ配布、ちょっとした体験型イベントなど、各社の工夫が凝らされたアクティビティが目白押しです。一番面白かったブースは、いくつかのゲームに挑戦してポイントを貯めるとノベルティがもらえるブースでした。ただの遊びではなく、すべてのゲームがOracle Cloudに関連した内容になっており、遊びながらクラウドの仕組みや機能を学べるつくりになっています。普段触れることのない分野の問題も出題され、新しい知識を楽しく吸収できる体験でした。
3日目の印象に残ったセッション
3日目はセッションを中心に回りました。特に印象に残ったのは、ByteDance社とOpenAI社を迎えてのキーノート「Building the Cloud for You」です。ByteDance社はTikTokを運営している企業で、TikTokの急成長に対応するため、OCIを基盤に採用しネットワークやシステムの拡張を実施したそうです。運用上の課題はありましたが、Oracle社と密に連携することで迅速かつ安定したサービス運用を実現していることが語られました。
また、OpenAI社は短期間で巨大モデルを使える環境が必要としていましたが、それを可能にしたのがOracle社だったとのことです。必要なリソースの提供だけでなく、セキュリティ要件や運用面での細かなサポートも含め、Oracle社に頼れたのは「大きな勝利」と語られました。世界的に注目される企業の成長を、クラウドインフラという目に見えない領域で支えているOracle社の存在感を改めて実感でき、技術の裏側にある信頼と連携の重要性を感じることができたセッションでした。
夜は「Japan Session」ということで、日本人参加者のみでセッションの振り返りがあり、その後はOAW会場とは別のホテルで懇親会が催されました。久しぶりにお会いする方との再会はもちろん、初めて顔を合わせる参加者ともイベントの感想や学びを語り合い、多くの交流の機会を得ることができました。ラスベガスまで足を運ぶ方々だけあって、皆さんの熱量は圧倒的で、時間を忘れるほど充実したひとときとなりました。その後も夜は続きます。OAW会場へ移動してデフ・レパードのライブを鑑賞し、最高にロックなライブで大いに盛り上がりました!
OCIの最新機能を学んだ最終日
最終日は午前中のみの開催で、初心に立ち返りマルチクラウドやセキュリティを中心としたOCI関連のセッションに参加しました。私はまず、OCIの機能「OCI Zero Trust Packet Routing(以下、ZPR)」に関するセッションを聴講しました。今回のセッションでは、NSG(Network Security Group)とZPRを使用した場合の比較や実際の活用例が紹介され、ZPRの利用イメージを具体的に理解でき、大変勉強になりました。会場では他のセッションでもZPRに関する話題が多く今後の活用がますます期待される機能だと実感。私自身も改めて検証を進めてみようと思います。
もう1つ、次世代のOCIコンソールに関するセッションを聴講しました。現在構想中のOCIコンソールでは、チャットベースで操作内容を入力するとAIが即座に対応してくれるとのことでした。OCIに不慣れな方でも直感的に操作が可能となり、初めてOCIを使う人や経験の浅いユーザーでも容易にクラウド環境を活用できるようになります。実装にはまだ時間がかかるとのことですが、AIによる操作支援でクラウド体験が大きく変わる可能性を感じとても楽しみです。
おわりに
過去にこのカンファレンスに参加したメンバーから、熱量のすごいイベントと聞いていましたが、実際に体験してみると想像を遥かに超える熱気で驚きました。ここで得た最新情報や知見は、早速自分の業務や検証に活かしたくなる刺激的な内容ばかりです。また今回は多くの日本人参加者とも交流する機会をいただきましたが、皆さんの志の高さや知識の深さに圧倒されることが多くありました。世界の広さや可能性を感じることができ、技術情報以外にも多くの学びやインスピレーションを得られる貴重な体験となりました。この経験を活かし、得た知見をしっかり昇華させていきたいと思います。
来年のOAWは2026年10月26日から29日に開催予定です。現地でしか感じられない熱量と刺激を、ぜひ皆さんも直接体験して、最新クラウド技術やAIの可能性を吸収してみてください。
クラウドサービス部ではOracle社と定期的な情報交換を続けているので、今後も最新のOracle Cloudについて情報発信していきます。またOCIに関するインテグレーションも積極的に支援していますので、ご関心のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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