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コーポレートコミュニケーション室の怒賀です。
近年、SNSを含むインターネットを経由したトラブルや事件が多発しています。犯罪者が金融機関を装った偽のWebサイトを設置し、ユーザーに釣りメールやSMSを送信する「フィッシング詐欺」などが例として挙げられます。不正送金や口座乗っ取りといった被害に気づいたときには、すでに手遅れというケースも少なくありません。
こうした脅威に対し、ラックはサイバーセキュリティの専門企業として、多要素認証(MFA)の導入などの技術的支援にとどまらず、犯罪者の手口にだまされないための情報リテラシー教育にも力を入れています。
中学生がカードゲームで情報リテラシーを学ぶ
ラックは、SNSやネット動画が当たり前になった現代において、小中学生という早い段階から情報リテラシーを身につける必要があると考えています。ネットいじめ、なりすまし、不審なURLへのリンクなど、大人でも判断が難しい場面に、子どもたちは日常的にさらされています。
そこでラックが独自開発したのが、情報リテラシーを遊びながら学べるカードゲーム「リテらっこ」です。これは、インターネット利用時に直面する可能性のあるトラブルや困りごとに対して、どう行動すべきかを疑似体験しながら学べるカードゲームです。
現在、より多くの児童や生徒に、情報リテラシーを楽しく学んでもらうべく、リテらっこを開発したラックの研究開発組織であるサイバー・グリッド・ジャパンが、日本各地の学校を訪れています。2025年5月26日には、山口県光市立大和中学校の3年生を対象に、リテらっこを活用した特別授業を実施しました。ここでは、その様子を紹介します。
1人で悩みがちなコトをみんなで議論
まず初めに、進行役であるゲームマスターが、「友達の悪いウワサ話をSNSに投稿」といったお題を出します。生徒は4人1組でチームを組み、もし自分がこの状況に直面したらどのように行動するかを話し合います。

生徒にお題を出す
その際、手元にはあらかじめ配られた5枚のアクションカードがあります。そのカードは、「家族に相談する」「何もしない」「SNSの公開範囲を見直す」など現実的なものから、「おやつを食べて冷静になる」といったユニークなものもあります。アクションカードの中から最適な1枚を選び、どの行動が最も適切かチーム内で議論しながら、最終的なアクションを決めます。

チームでアクションが決まったら、5チームほどに分かれた各チームのリーダーが前に出て、自分たちの選んだアクションとその理由を発表します。ゲームマスターを中心に教室全体で話し合い、最も良いアクションを決定します。良いアクションとして評価されたチームには、ラックのキャラクター「らっこ」がデザインされた「らっコイン」が贈られます。獲得したコイン枚数を集計して勝敗が決まりますが、単に勝ち負けだけでなく「どう考え、どう伝えるか」を学ぶプロセスそのものが、このゲームの目的です。
①インシデントカードはがきサイズの大きいカード | ②アクションカードトランプサイズの小さいカード | ③らっコインコイン状の円形チップ |
---|---|---|
![]() ゲームマスターがお題として出すカードです。インターネットの利用で起こりうるトラブルや困りごと(インシデント)を記載しています。(全76項目) |
![]() プレイヤーに配る手札となるカードです。インシデントが発生した時に、あなたが行動する内容(アクション)を記載しています。(全100アクション) |
![]() ポイントとして使用するコインです。(20枚) |
①インシデントカードはがきサイズの大きいカード |
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![]() ゲームマスターがお題として出すカードです。インターネットの利用で起こりうるトラブルや困りごと(インシデント)を記載しています。(全74項目) |
②アクションカードトランプサイズの小さいカード |
![]() プレイヤーに配る手札となるカードです。インシデントが発生した時に、あなたが行動する内容(アクション)を記載しています。(全100アクション) |
③らっコインコイン状の円形チップ |
![]() ポイントとして使用するコインです。 |
このように、42人の生徒が2グループに分かれて、リテらっこの特別授業を体験しました。参加した生徒の多くからは、「楽しかった」「勉強になった」との声が聞こえてきました。

当日はメディアの取材も入り、話を聞かれた生徒は「いつもデジタルとは隣り合わせで生活しているので、トラブルに巻き込まれた時のことについて考えながら、楽しくゲームができた」と振り返りました。また、もう1人の生徒は「オンラインゲームなどを一緒にやる人とトラブルにならないように、言葉遣いに気をつけたい」と話しました。
ゲームの前に学ぶ、インターネットとの付き合い方
リテらっこの特別授業に先立ち、全校生徒が参加する情報モラル講座を実施しました。
講座では、2024年11月の道路交通法改正により、自転車運転中に「ながらスマホ」に対する罰則が強化されたことなど、最新の事例を交えて情報モラルの重要性が伝えられました。この後、リテらっこ体験授業に臨む中学3年生にとって、情報リテラシーを考えるための土台づくりとなりました。

先生も手応え「生徒が心合わせ」できた
情報モラル講座とリテらっこの特別授業を、先生方はどのように受け止めたのでしょうか。大和中学校の福岡栄治校長は、「生徒が楽しそうに、前のめりになって話をする姿が印象的でした。普段、生徒の多くはSNSやスマホに関する悩みを誰にも話せず、1人で悩むことが多いと考えています。リテらっこは、そのような内容についてみんなで話し合い、"心合わせ"ができたことが何よりも素晴らしいと感じました」と語りました。
また、今回の特別授業プロジェクトをけん引した西本裕志先生は「様々な生徒がいる中で、全員が最後まで授業に参加した。みんながキラキラしている様子は驚くほどでした」と振り返りました。

ラックは清水(左)、尾方、高橋(最右)が体験授業を担当した
報道陣も注目する情報リテラシー
今回の特別授業の様子を、山口県を中心とした大手テレビ局や新聞社など多数のメディアが取材し、ニュースで情報リテラシーの大切さを強調しました。総務省が2025年5月に公表したICTリテラシー実態調査※によると、SNSなどの偽情報に接触した人のうち、実に半数近い47.7%が「正しい情報」または「おそらく正しい情報」と認識していたことが分かっています。
※ データで見るICTリテラシー|DIGITAL POSITIVE ACTION|総務省

いま、選挙に関するSNSでの偽情報の拡散や、若者を狙った闇バイト被害の広がりなどからも分かるように、インターネット上の情報の真偽を見分ける情報リテラシーは、小中学生の若年層に限らず全ての世代に求められるスキルです。
ラックは、今後もリテらっこをはじめとする情報リテラシーの啓発活動を、日本全国で継続していきます。将来的には、先生がゲームマスターを務めることで、より多くの児童や生徒にリテらっこを楽しんでもらえるよう支援したいと考えています。また、これまでに取り組んできた情報リテラシーの啓発活動もぜひご覧ください。
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