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こんにちは。人的資本戦略部、人事戦略室の橋本です。
障がいを持つ方々のキャリア形成支援と情報提供を目的に、2025年9月にオンラインで2つのイベントを開催しました。イベントの開催にあたっては、有志で活動しているラックダイバーシティチームのメンバーが部門を横断して運営を行いました。
1つ目は、障がいのある学生を対象に、業務体験や社員との交流を通じて働くイメージを具体化する5日間(9月8日~12日)のインターンシップです。2つ目は、障がい者当事者や教育・支援機関の関係者に向けて、企業の取り組みや社員の声を伝える1Dayオープンカンパニーを9月18日に開催しました。
本記事では、それぞれのイベントの内容や成果についてご紹介します。
障がいのある学生向けインターンシップ
2025年で6回目となるインターンシップには、視覚に障がいのある学生4名が参加しました。参加者には以下の2つのテーマから希望するものを選んでもらい、実践的な業務体験を行いました。いずれも実業務を題材とした内容で、参加者は各テーマの担当者や運営メンバーのサポートを受けながら、主体的に取り組みました。
テーマ1:ハニーポットログ分析体験
テーマ1は、脆弱性の対応優先度についての研究や分析業務に携わる芳村 涼介が担当し、脆弱性の脅威分析を体験してもらいました。具体的には、ラックが管理しているハニーポットのログデータをもとに、「実際にどのようなサイバー攻撃が観測されているか」、「その攻撃がどの程度脅威か」といった観点から分析を行い、タイムラインにまとめることを目標としました。
ログの調査では、攻撃ログの抽出から始まり、攻撃の狙いや攻撃者の意図を読み解くプロセスを体験しました。さらに、攻撃ログから抽出したデータを基に、海外ブログやニュース記事、CISA-KEV(Known Exploited Vulnerabilities catalog)などのOSINT(Open Source Intelligence)を参照し、対象の脆弱性や攻撃手法を深掘りしました。最終的には分析結果を整理し、攻撃の全体像をタイムラインとしてPowerPointにまとめて発表しました。
参加学生からは、「実際の攻撃者の行動を見ることができ貴重な体験だった。専門用語が多く最初は戸惑ったが、調査の過程でそれらについて多く学ぶことができた。」との感想が寄せられました。実データを扱うことで、教科書では得られない臨場感と実践的な学びを提供できたと感じています。
テーマ2:データ加工の開発体験
テーマ2は、社内向け開発業務に携わる手嶋 千春が担当し、CSVのデータ抽出と加工を題材に、プログラミングにとどまらない開発全体の流れを体験してもらいました。今回は3名の学生が参加し、実際の業務を模した形で進行しました。
体験内容は、仕様作成、開発、テスト仕様書作成、テスト実施という4つの工程です。実務で求められる視点を身につけてもらうため、各工程でラックの社員が「業務として考えた時に問題のない品質になっているか」という観点でレビューを行いました。学生たちは、仕様の作成やテストの実施といった一連の流れを通して、教室ではなかなか得られない開発の現場感を肌で感じ取れたと思います。
コミュニケーションワークの導入
2025年は新たな取り組みとして、障がい理解と相互理解を深める「コミュニケーションワーク」をインターンシップの1日目、2日目に実施しました。
1日目(9月8日)
- 会社説明(30分):事業内容、社風、福利厚生、障がい者の活躍事例などを紹介。
- ワーク1(他己紹介):参加者同士の人柄、お互いの障がいなどについてインタビューを行い、緊張をほぐし参加者同士の理解と交流を深めました。
2日目(9月9日)
- ワーク1(他己紹介発表):インタビュー内容をもとに、他己紹介を実施。
- ワーク2(合理的配慮の説明と実践):合理的配慮の考え方を学び、対話を通じて自分の困りごとを言葉にして相手に伝え、解決策を考えるワーク。
参加者からは「自分の障がいについて改めて整理できた」「他の人の特性を知ることで配慮の視点が広がった」といった声が寄せられました。
インターンシップの流れと交流
インターンシップ期間中は、朝会や日報を活用して各テーマの進捗確認やフォローを行うとともに、運営メンバーと参加学生が気軽に交流できるコミュニケーションタイムを設けました。この時間では現場のエンジニアから業務内容や働き方のリアルな話を直接聞くこともでき、会社説明会ではなかなか得られない職場の空気感やエンジニアの本音に触れられる機会となりました。学生からは「実際に働くイメージが具体的に湧いた」といった声も聞かれ、学びと気づきの多い時間となったようです。
 
  また、最終日には参加者一人ひとりが10分間の成果発表を行い、学校関係者の方にも参加いただきました。緊張しながらも5日間の成果を堂々と発表する姿から、参加者の成長を感じることができました。インターンシップ後のアンケートでは、「リモートワークがとても魅力的だった」「障がいに対する理解があり、安心してコミュニケーションが取れた」「社員の対応があたたかく、働きやすそうだと感じた」といった感想が寄せられました。
1Dayオープンカンパニー
障がい者当事者や学校関係者、職業訓練所職員を対象に、「障がいを持つ方の就労についての情報提供」をテーマとした1Dayイベントを開催しました。
プログラム概要
| 時間 | 内容 | 
|---|---|
| 13:00〜13:10 | オープニング | 
| 13:10〜14:15 | 業界・会社説明 | 
| 14:20〜15:20 | コーポレート部門事例紹介(入社から現在、AI活用) | 
| 15:30〜16:00 | エンジニアとして働くことについて | 
| 16:00〜16:10 | Q&A | 
| 16:10〜16:55 | 参加者向けワーク | 
| 16:55〜17:00 | クロージング | 
各セッションでは、障がいを持ちながら活躍する社員の事例や、AIを活用した業務の紹介、エンジニアとしての働き方などを紹介しました。参加者からは「実際の働き方がイメージできた」「障がい者の活躍事例が参考になった」といった感想が寄せられ、就労への理解やキャリア選択の視野を広げる機会となりました。
さいごに
今回のインターンシップとオープンカンパニーは、障がいのある方々が安心して働ける環境の整備や、それぞれの能力を十分に発揮できる場の提供の重要性を改めて認識する機会となりました。また、社内の多くの部門から構成されるダイバーシティチームのメンバーが協力して運営に関わったことで、障がいに対する理解が社内に広がり、社員一人ひとりの意識にも良い影響を与えるきっかけとなりました。
今後も、ラックダイバーシティでは「全ての社員にとって働きやすい環境作りに貢献します」という目標のもと、障がいのある方々が自分らしく働ける職場づくりを目指し、継続的な取り組みを進めてまいります。今回参加した学生からの声も参考に、さらに魅力的で実践的なインターンシップの企画・運営に活かしていきたいと考えています。
ラックでは、障がいをお持ちの方も含め、さまざまな部門で活躍できる人材を募集しています。私自身も含め、多様なメンバーがそれぞれの強みを発揮しながら働いています。ご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
プロフィール
 
      橋本 和美
      障がい者サポート窓口やダイバーシティ推進に携わっています。今後も多様性の取り組みを発信していきたいと思います。
      趣味は美味しいクラフトビール探し、リフレッシュ方法は愛犬との散歩です。
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