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川柳によるサイバーセキュリティ啓発の取り組み~「SNS 気軽に公開 する後悔」

新規事業開発部の柳本昭子です。
福岡県北九州市にある、テクノセンター北九州で働いています。

2024年が始まってまもなく、私の携帯に見たことのない市外局番から電話がかかってきました。恐る恐る出てみると、「愛媛県警本部です。」とのこと。私は何をしでかしたのかと頭をぐるぐる回して心当たりを探し始めると、さらに、「サイバー犯罪対策課です。」と続きました。ますます不安が膨れ上がります。上長に報告しなければならないインシデントが起きたのかと、携帯を握る手に汗が滲みました。

相槌を打って先方の言葉を待っていると、「サイバーセキュリティ啓発のための、川柳にご応募いただいた件で......。」と聞こえるではありませんか。川柳!確かに応募しましたとも。ただ、半年くらい前のことだったので、すっかり忘れていました。ほっと胸を撫でおろしつつも、とても心臓によくない年明けでした。

さて、川柳を使ったサイバーセキュリティの啓発活動とは、いったいどのような取り組みなのでしょうか。まずは私のこれまでの川柳との関わりからご覧ください。

これまでの川柳経験

実は20年ほど前から趣味で俳句や川柳を始め、ぽつぽつと受賞の連絡をいただいてきました。ラック社内では2度、川柳で賞を頂戴しました。

1回目は、2019年2月に開催された社内イベントで、優秀賞を受賞しました。本社(永田町)での表彰式に参加したことを覚えています。2回目は、2023年の11月のラックグループイベントでのことでした。日常や仕事のことを川柳にするというお題に対して、「失業と 近所で噂 テレワーク」「テレワーク 謝るばかりの 父を見る」の2句を寄せました。

外部だと、奈良にある靴下メーカーが2017年に募集していた「足クサ川柳」に応募し、約34,000句の中から優秀賞に選出されました。その際に詠んだ川柳は、「選ぶ基準 靴と会社は 通気性」です。このときは、NHKの奈良放送局が福岡の自宅まで取材に来てくれたので驚きました。私がラックに入社する前年のことですが、ラックはまさにその川柳に当てはまる企業だと実感しています。

愛媛県警本部での表彰式

先日、地方自治体に情報保護を確保する方策を示す基本方針の策定と公表を義務付ける、地方自治法改正案が閣議決定されました。また、近年サイバー攻撃のリスクは急激に増加しています。デジタル社会が目覚ましい発展を遂げる一方、サイバー攻撃を受けた企業が機能不全に陥るなど、社会に深刻な影響を与えるサイバー犯罪が日本全国で日々発生しています。

そこで、1人でも多くの方がサイバーセキュリティについて関心を持ち、幅広い年齢層へ同対策の浸透を図ることを目的として開催された川柳コンクールに応募しました。

なんと一般の部で最優秀賞に選出され、2024年3月4日に愛媛県警本部にて開催された表彰式に参加してきました。ラックは各自治体や県警と官民連携しており、地域がサイバーリテラシー向上に寄与する体制・組織等の整備・自走に向けた取り組みをサポートする部門があります。2023年度2月末までに、全国42の都道府県で17のイベントを主催し、合計182の講座を実施するなど、国内県警本部に関わりの深い仕事をしている社員がいます。

しかし、私は仕事でもプライベートでも警察組織に関わることがほとんど無かったので、表彰式の場はかなり緊張しました。当日は、県警のサイバー犯罪対策主任、サイバー犯罪対策調査官の方々が表彰式の準備をしており、賞状を授与したのは、愛媛県ネットワーク防犯連絡協議会の小林真也会長でした。

愛媛県ネットワーク防犯連絡協議会【ENSA】

愛媛県ネットワーク防犯連絡協議会からの表彰状
愛媛県警本部での表彰式の様子

NHKや愛媛新聞の取材陣に囲まれ、厳かに表彰式が開催されました。終了後、だいぶ緊張もほぐれ、県警の方々や小林会長と名刺交換をしました。その際に私の名刺を見て、「ラックさんでしたか!」と一様に驚きの声が。ちょうどその週末に、最新のサイバーセキュリティに関する情報共有や意見交換を行う「サイバーセキュリティシンポジウム道後2024」が開催される予定でした。小林会長はそのイベントの実行委員長で、県警の方々も参加するとのことでした。

サイバーセキュリティシンポジウム道後2024(SEC道後2024)

新規事業開発部での活動を川柳で

私は新規事業開発部で、主に産学連携の仕事をしています。前職で北九州の九州工業大学に勤めていたので、そことの仕事が多いです。九州工業大学との連携の中で、新規事業開発部が協賛・後援をしている2つのイベントを紹介します。また、イベントでの取り組みついて川柳を詠んでみました。

トマトロボット競技会(九州工業大学社会ロボット具現化センター)

トマトロボット競技会の様子

2023年度で、第10回の開催を迎えました。ロボットがトマト採取の速さを競う競技会です。収穫する速さだけでなく、トマトが赤くなっていることを判断しないといけません。農業は人手不足が叫ばれて久しいですが、農作業をサポートするアグリロボットの発展に寄与するコンテストです。毎年約10校(高専、職業能力開発大学校、大学、大学院等)がしのぎを削っています。

川柳

  • 一つ穫れ ロボット胸を 撫で下ろし
  • ロボの手で 収穫した実が 嬉しそう
  • ロボの手が アグリテックを わしづかみ

学研ヒルズ学際駅伝大会(九州工業大学社会ロボット具現化センター)

学研ヒルズ学際駅伝大会の様子

2023年度で第8回の開催を迎えました。毎年約12チームが出場しています。人間、動物、ロボットが共存する未来社会へ向けて、人間と動物は1.6km、ロボットは約0.8kmコースを、4体1チームで走ります。実は私も何度か走っています。

1チームは人間4名(男性2名、女性2名)でもよく、そこへ人間の代わりにロボットや動物が入るチームがあり、ロボットや動物にはアドバンテージタイムが適用されます。

川柳

  • 人の汗 横目にロボット 走り去り
  • ロボットに タスキを渡す 今世紀
  • 走っても 湿布不要の ロボの膝

さいごに

サイバーセキュリティというと難しいイメージがありますが、とても身近な存在です。例えば、サイバー攻撃、パスワード、怪しいメール、SNSなど、暮らしの中でもよく耳にするキーワードがありませんか?特に今では小学生から馴染みのあるSNSは、瞬時に距離を超えて世界とつながることができるメリットもありますが、犯罪に使われる手掛かりを残すこともあります。

ラックでは、多くの方にセキュリティについて考えていただく啓発活動を行っています。私が取り組んでいる川柳の投稿もその一環です。地域や教育機関でのセキュリティ啓発活動に不安がある、もっと良い活動をしていきたいとお考えの皆さま、ぜひ一度ラックへご相談ください。

プロフィール

柳本 昭子

柳本 昭子
前職で大学に勤務していた経験を活かし、産学連携関係の活動をしています。
趣味は俳句、川柳、テニス、ゴルフです。

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