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ラックグループの未来を体感し、仲間と出会う社員イベントの舞台裏を大公開!

毎年開催している「ラックグループイベント」が、2023年度もハイブリッドで開催されました。

コロナ禍から時間は経ったものの、テレワークが中心となっているため多くの社員に参加してもらいたく、オフラインとライブ配信の両方で開催しました。

今回の全体テーマは、「ラックグループの未来を体感し・仲間と出会う」でした。ラックグループの未来を一緒に見つめ、一緒に会社を成長させていく仲間と出会うきっかけ作りとなるイベントにしていきたいという想いが込められています。

毎年、工夫を凝らした企画を実施しており、今回もあっと驚くような内容が盛りだくさんでした。グループ会社を含めた有志メンバーで作り上げたイベントの裏側をレポートします。

ラックグループイベントのおさらい

ラックグループは以前「グループ全体会議」という、年に一度のリアルイベントを開催していました。経営トップからのメッセージや表彰、新入社員紹介、ゲスト講演などを中心に、経営層の発信が主な構成でした。

しかし、コロナ禍の影響により2020年からオンライン開催に切り替えました。その機会を生かして「社員」にスポットライトを当てた新たな構成へと変化し、イベント名称も「ラックグループイベント」と改めました。ラックグループイベントは、社員同士がお互いを知り、支え合うことの重要性を認識し、社員の発信の場を創り出すことで、より結束力のある組織を目指しています。

2023年度は、メイン企画3つとプチ企画2つの計5つの企画を練り上げました。配信も、新入社員を含めた有志のメンバーが担当し、手の込んだ内容となりました。

イベント開催前の告知、工夫した点

イベントの開催にあたって、多くの方々に認知してもらえるように工夫を凝らしました。

ポスター

ポスターを本社の平河町オフィスと、江東区にある東陽町オフィスに多く、目立つように掲示しました。出社した社員の目にとまり、イベントを認知してもらうきっかけになっていれば何よりです。

実際に掲載されたポスター
実際に掲載されたポスター

Lunch ど Radio

社内で2週おきに、お昼の社長室から放送するラジオ番組「Lunch ど Radio」。

今回は、2回にわたってグループイベントのメンバーが番組に出演しました。1回目は、各メンバーによる企画の紹介、2回目はそれぞれの企画の司会の担当者が出演し、イベントの魅力を伝えました。

Lunch ど Radio本番中の様子
Lunch ど Radio本番中の様子
Lunch ど Radio本番中の様子
楽しそうな雰囲気が伝わってきますね

私は、放送を見ていた側なのですが、企画の詳細が分かりやすく説明されていたため、楽しみながら理解できました。また、出演者がみな活気あふれる解説をしていたので、ますます当日が待ち遠しくなりました。肌で感じたワクワク感が、社内の多くの視聴者にも届いているといいなと感じました。

2023年度の企画をご紹介

今回のメイン企画とプチ企画の内容をご紹介します。

メイン企画

Sim B-LAC、みんなの未来を生成AIを使って描き出す

生成AIを使って、ラックグループの未来を描き出しました。ラックグループには一体、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。

LAC talks

立候補のあった7人が、それぞれのテーマで熱いLT(ライトニングトーク)を繰り広げました。今回は、当日開票する投票制度を初めて用いました。優勝者は誰になったのでしょうか。

ラッククイズ$ミリオネア

ラックについて楽しみながら学べるクイズ大会!平成のミリオネアが、帰ってきた!優勝したチームはどこなのでしょうか。

プチ企画

今回初めて、イベント準備期間中に並行したプチ企画を行いました。

ラックde川柳

ラックの未来、もしくは仕事に関わることについて川柳を募集しました。94句の応募があり、「未来・希望編」「職場・ビジネス編」「テクノロジー・デジタル編」「セキュリティ編」の4つのカテゴリーに分けて投票と表彰を行いました。

入賞はこちらの3句です。

  • 失業と 近所で噂 テレワーク
  • テレワーク 謝るばかりの 父を見る
  • 客よりも まずは身内の リテラシー

優秀賞はこちらの2句でした。

  • ミュート漏れ 我が家の情報 生中継
  • 診て欲しい 私の未来の 脆弱性

大賞は、「はりきって 出社したけど ひといない...」でした!

たくさんの面白い句を投稿いただき、とても嬉しく思います。ラックではテレワークの人も多いので、それにちなんだ句が多い印象でした。

ラックde川柳の入賞者
入賞者のお三方に賞品をプレゼントしました
賞品のぬいぐるみとマグカップ 賞品のぬいぐるみとマグカップ
賞品のぬいぐるみとマグカップ

役員ポスター

役員から未来に向けたメッセージをもらい、ポスター形式にして貼り出しました。当日は、会場のパーテーションに貼りましたが......、とても目立っています!

社員に響いていると良いなと思います。

役員ポスター
役員ポスター

企画のポイント、工夫した点をリーダーに聞いてみた

各企画のリーダーに、どんな点を工夫したのか聞いてみました。

Sim B-LAC

Sim B-LACでは、事前に準備を進め、想像もできないような未来を生成AIで描き出していました。イベント当日だけではなく、時間を作りそれぞれ集まって作業するのはとても大変だったと思います。中でも苦労した点を聞いてみました。

Sim B-LACのポスター
Sim B-LACのポスター

Sim B-LACでは、2035年の未来を設定するという「答えのない世界観」を、画像や動画、音声や音楽などの様々な「発展中の生成AIで紡いでみる」という、難易度をあえて高くして臨みました。実はこれらに加えて、匿名のプラットフォーム上で作業・活動するという「完全な心理的安全性の担保」という運営上のチャレンジもしています。

なぜ未来をテーマとしたのか、それは過去や現在がテーマだとすると、成果物を視聴する方のバックグラウンドによっては事実との「違和感」が生まれてしまうことが懸念されたからです。未来であれば、誰も見たことがない世界という意味で、多少の飛躍は許されるという感覚はなんとなく分かりますね。そして、その未来の検討には、ChatGPTを代表とするテキスト系の生成AIが大活躍しました。

何よりも、テキストで表現された未来の世界観を、多くの人に伝えなくてはなりません。そこで採用したのが画像・動画・音楽・音声などのテキスト系以外の生成AIでした。これらは今、勢いよくユーザーを広げています。一番の苦労は、イベント準備期間中に生成AIサービスの機能に変更があり、都度その変化に対応していく必要があることでした。また、ツールの操作や活用の情報が世の中に極めて少ないため、触りながら、学びながら世界観を具現化するという、まさに手探りの活動が続きました。

また、これらの作成や生成の過程の全てを、匿名のチャットツール上で遂行するところにも、工夫と苦労がありました。匿名としたのは前述の通り、立場や肩書に関係なく自由闊達に議論や検討ができる環境こそが、ワクワクする未来の創造に必要だと考えたからです。

多くの企業では難しいのが実情でしょう。全員が平等であることは利点であるものの、効果的に意思決定していくにはひと手間加える必要があります。Sim B-LACのコミュニティでは、活躍の度合いに応じて「意思決定の投票権」を獲得できるようにするという工夫を施しました。貢献すればするほど、自分の想いをコミュニティの方向性に乗せやすくなるという相乗効果を狙ったのです。

そんなこんなのいきさつを経て、ラックを取り巻く未来の世界観を5分程度のイメージ映像にまとめ、それを含めたプレゼンテーションを、AIで生成したアバターに喋らせるニュース風のコンテンツに仕上げました。本当はここでその内容をお伝えできれば一番良いのですが、肖像権などの関係で社内のみのコンテンツという位置づけです。ご興味がありましたら個別にご紹介できますので、ご連絡お待ちしております!

LAC talks

フリーでテーマを募集し、1人あたりの持ち時間5分のLT大会をしました。集まったテーマは、様々なジャンルで皆さん非常に個性豊かで面白い発表でした。気になる発表テーマはこちらです。

  • 個人的スープbest3
  • 心を動かされた名言
  • 月に移住しよう
  • プラチナに輝く君たち。
  • 私の推したち
  • 漫画キャラで解説する日本のセキュリティ業界の変遷
  • テレワーク続けますか?
LAC talksのポスター
LAC talksのポスター
発表中の様子
発表中の様子

企画の1番のポイントはどこだったのでしょうか。

今回のポイントは、当日開票の投票制度を初めて導入した点です。投票を用いることで、視聴者の方々のワクワク度を高めるとともに、当日開票にすることでLT大会を最後まで楽しんでもらえるように工夫をしました。投票の結果、第一声を発した瞬間から独壇場のステージと化した、「私の推したち」を発表した中堅社員が優勝しました。ついぽちっと投票してしまった社員も多かったのではないでしょうか。

さらに、優勝者の方の賞品にも工夫を加えました。この機会に社長と話してほしいという意味を込めて、「社長とのランチ」を優勝者への賞品にしました。驚いた方も多いと思いますが、視聴者の方々だけではなく、発表者の方にも楽しんでもらえたのではないかと感じます。

後日行われた、優勝者と西本さんとのランチ
後日行われた、優勝者と西本さんとのランチ

ラッククイズ$ミリオネア

グループ会社4社から1チームずつ出場し、予選で多くの金塊(のようなもの)を獲得し、本選ミリオネアの出場を狙うラッククイズ$ミリオネア。最も工夫した点について聞いてみました。

ラッククイズ$ミリオネアのポスター
ラッククイズ$ミリオネアのポスター

クイズを通して会社のこと、グループ会社のことを知ってもらえるきっかけになるよう、楽しんで観ていただけるように工夫しました。本家のテレビ番組にどこまで近づけることができるかが一番のポイントでした。

出題にクイズアプリを使用したり、オーディエンス・テレフォン・50/50などのアイテムを使用できるようにしたり、雰囲気を出せるよう音楽や効果音を作成したりと、打合せやリハーサルを重ねながら試行錯誤しました。司会のテンポと配信チームのカメラワークを合わせるところは、リハーサルで細かく確認しました。たくさんの方の協力があり、無事に作りあげることができました。

クイズ出題中の様子
クイズ出題中の様子
グループ会社4社から集まった回答者
グループ会社4社から集まった回答者

配信

今回も2022年度と同様、ハイブリッドでの開催となったため、Microsoft TeamsのTeams Live機能を利用して配信を行いました。

回を重ねるごとに技術的な躍進を遂げる配信チーム。ミリオネアでは、核心に迫るシーンで笑いを取るような画角を映すなど会場を盛り上げてくれました。なんとそこを担当したのは今年の新人で、大活躍してくれたようです。

そんな配信チームからコメントをもらいました。

今までのナレッジを活かしつつ、昨年よりカメラの台数を増やし、機材の性能も向上させました。しかし、新しい機材を使いこなすためには苦労もあり、リハーサルを何度も行いました。

グループイベント当日も機材の操作や配信の進行に不安がありましたが、配信チーム全員で協力し、円滑に進められました。エンドロールを流した瞬間は、これまでの努力が形となり、達成感を得ることができました。オンラインの参加者からも高い評価をいただき、クオリティの高い配信ができて嬉しいです。

安定感ばっちりの配信チーム
安定感ばっちりの配信チーム
撮影の様子
撮影の様子

配信の舞台裏はどのようになっていた?

配信は、準備からすべてラックの有志メンバーで実施しています。役割は5つあり、スイッチャー1人、音声2人、リモートカメラコントロール・進行3人(企画ごとに交代)、カメラ1人、配信確認1人の8人のグループで成り立っています。

今年は、社内アンケート結果からぜひ舞台裏が見たいとの声が多くありました。陰でイベント全体を支える舞台裏は一体どのようになっていたのでしょうか?

配信チームに裏側を聞いてみた!

配信のポイントや当日の様子を、配信チームに聞いてみました。

インタビューを受けた配信チームメンバー

  • 石原(リーダー)
  • 山城(スイッチャー)
  • 阿武(リモートカメラコントロール)

──石原さんは昨年に引き続き参加していますが、昨年よりも工夫した点はありますか?

石原
臨場感の伝わる画が撮れるように、昨年よりもカメラを2台増やしました。また、今年は「ラッククイズ$ミリオネア」を撮る際に切り替えが多かったため、機材をハイレベルなものにしました。
機材セッティング後
機材セッティング後

──スイッチのポイントは?

山城
視聴者は、今どの場面を見たいだろうかということを常に意識しながらスイッチをしていました。また、そのために間もとても大切にしていました。

──来年も配信チームとして参加したら挑戦したいことはありますか?

山城
動きのあるカメラを使うことで、より見応えのある画を撮ってみたいです。どんな面白いイベントの企画でも、画の表現が付いてこないとつまらなくなってしまうので、昨年度の画を超えられる表現のあり方を考えていきたいです。

──当日の様子は?

石原
全体的に皆、冷静に台本通りに進めていました。ゲストがいると声が大きい人や小さい人がいるため音量調節が必要ですが、その際も即興の判断で団結し、対応していました。
阿武
当日は、リハを重ねて行っていたので予定通りできました。より工夫したい点としては、当日来られなくなる人もいるかもしれないため、皆がバックアップとして機材のことを詳しく知ることができるようになったらよいなと感じました。やってみてすごく楽しかったし勉強になったのでまた機会があれば参加したいです!
当日の様子
当日の様子

カメラ初挑戦の新人社員にインタビュー

上記でちらっと触れた新人社員に、初めてカメラ撮影をしてみた感想や苦労した点を聞いてみました。

──初めて挑戦してみた感想は?

木村
非常に楽しかったです!テレビでしか見たことないような大きなカメラに触れられたり、自分で映している画が配信に載るんだ......といった緊張感を味わったり、とにかくすべてが新鮮で面白かったです。

──苦労した点はどんなところですか?

木村
動きのある画を映す際はとても苦労しました。表彰式など移動する人物を追いかける場面では、視聴者が画面酔いしないよう映すことに必死でした。

──来年も機会があったらやってみたいと思いますか?

木村
ぜひやってみたいです。カメラ自体に魅了された部分もありますが、配信を通してメンバー同士が一致団結するあの一体感は他では感じられないと思ったからです。
カメラ初挑戦の新人社員
真剣な様子が伝わってきます

さいごに

今回のイベントを通じて、「ラックグループの未来を体感し・仲間と出会う」を達成できたでしょうか?少しでも多くの方が、未来を創造できる一人ひとりに近づくことができていたら嬉しく思います。

イベント後のアンケートには、グループ会社間のコミュニケーションが促進され、帰属意識を高められたという意見がありました。改めて新たな仲間との出会いのきっかけになっていたことを認識できました。今後も、グループ間のコミュニケーションを活発にし、新たな出会いの機会となるグループイベントを続けていきたいです。

イベント企画に興味がある方、ラックに入って私たちと一緒に大規模なイベントを作り上げてみませんか?ご応募お待ちしています。

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