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多くの視覚障がい者が活躍する、ラックの社内のアクセシビリティについて講演しました

サイバー・グリッド・ジャパン 次世代セキュリティ技術研究所 芳村 涼介です。

公益社団法人NEXT VISIONと、認定NPO法人タートル共催のオンラインイベント「職場ぐるみで取り組む社内のアクセシビリティ」が2023年3月5日に開催され、同研究所の庄司 勝哉と視覚障がいを持つ私が講演をしました。

2023年3月5日【第10回ICTサロン開催報告】NEXT VISION&タートル共催イベント「職場ぐるみで取り組む社内のアクセシビリティ」 | 認定NPO法人タートルICTサポートプロジェクト

イベント当日は日曜日の午前中にもかかわらず、300名に近い参加者からのアクセスがありました。講演では、資生堂ジャパン株式会社および、資生堂インタラクティブビューティー株式会社、株式会社日立製作所、ラックが、視覚障がい者が働きやすい環境を実現するための企業内の取り組みにスポットを当て、社内のアクセシビリティやインクルーシブな職場の作り方などの事例を紹介しました。

実は、ラックでは多くの障がい者が働いています。そのうち視覚に障がいを持つ人(以下、視覚障がい者)は、雇用されている障がい者全体の50%弱を占めており、他の企業と比べて多く活躍しています。特に私が所属する研究所では、6人の視覚障がい者が日々専門的な業務に従事しています。

そんなラックならではの障がい者支援の体制について、イベントのレポートとともにご紹介します。

リモートワークは視覚障がい者にとって有利

新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの企業でリモートワークが導入されました。私が働く研究所では、ほとんどオンラインで仕事を行っています。

このリモートワークは、視覚障がい者の「業務参画のハードル」を下げ、有利に働いていると感じます。業務内での資料の閲覧を例にご説明します。例えば、紙の資料を使用した情報共有は、私を含めた視覚障がい者にとって非常にやりにくい手段です。しかし、リモートワークが導入されたことによって、社内全体での情報共有手段の大部分がクラウドストレージを利用した電子データのやり取りに変わりました。社内の標準が紙の資料から電子データに変わることで、視覚障がい者の情報取得が容易になったと言えます。

また、視覚障がい者が働くうえでのもう一つの課題として、「移動のハードル」があります。通勤時の公共交通機関の利用や、徒歩での移動、社内の会議に参加するための移動には少なからず危険が伴います。しかしリモートワークの場合、そもそも移動する必要性が無くなるため、私たちにとって大きなメリットになります。

ニューノーマルな働き方。リモートワークの推進で視覚障害者が働きやすい環境に。

ラックの視覚障がい者支援

ラックでは、会社を挙げた大規模な障がい者支援のプロジェクトを行うことなく自然な支援体制が形成されているため、私自身非常に働きやすいと感じています。

この「働きやすい」と感じる理由は、社内全体で障がい者に対する理解があるからです。ラックでは多くの視覚障がい者が働いており、社内システムの使用や研修の支援体制などの前例と実績があります。長年、視覚障がい者が働くことで、社内システムのアクセスが難しい箇所の修正や、研修・その他社内イベントでも障がい者支援に対するノウハウなどが蓄積されてきました。これらによって、障がいの有無に関わらず仕事に従事し貢献しやすい文化が定着したため、質が高く非常に自然な支援体制が構築・拡充されていったのだと私は実感しています。

また、それに加え、前章で述べた通りリモートワークが導入されることで、紙の印刷、使用や会議の移動などの物理的制約が解消されたことにより、さらなる職場環境の改善に繋がったと感じています。

次に、私を含めた社内で活躍する視覚障がい者が受けている支援についてご紹介します。

社内システムの一つに、グラフィック面での操作や音声読み上げソフトでの操作が困難なものがあります。そのため、この社内システムを介した申請などに関しては、部署の別のメンバーが代理で申請できる体制を取っています。この代理申請の体制は、私が入社した時点で確立されており、社内システムの操作・申請で困ることはありませんでした。

おわりに

本イベントでは、他にも職場にとどまらず社内全体での障がい者支援体制の構築や障がい理解の推進を行っているというお話や、社内システムのアクセシビリティ向上にかかるコストをどう抑えるか、社内での障がい理解を深めるための情報配信の重要性、実際に働く視覚障がい者の仕事内容についてのお話を聞くことができ、非常に学びが多かったです。

また、イベント終了後に行われたアンケートでは、イベントに対する満足度が91.8%となったことから、参加してくださった方々にも学びの多いイベントとなったのではと思います。

私が所属する研究所では、障がい者の積極的な雇用やインターンシップなどの実施を通して、障がい者の活躍できる環境の構築の推進に注力しています。今後も本イベントのような場で、ラックの障がい者支援の在り方やエンジニア職として働く視覚障がい者ならではの、強みや可能性について発信していきたいと考えています。

ラックで活躍されたい方や、障がい者支援・就労の情報交換など、ご希望の方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。

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