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こんにちは、広報の光賀です。
いよいよ2021年度がスタートしましたね。ラックでは年度初めの行事として、入社式と社長から全社員に向けたメッセージ、各領域長の挨拶をすべてオンラインで配信しました。
年度初めの重要な節目ですので、今年こそは対面で実施したいところでしたが、残念ながら昨年に引き続きリアルでの開催は見送りとなりました。昨年度1年間のテレワークは着実に私たちのワークスタイルに変化をもたらしています。
この記事では、その経験値を活かした年度初めのトップメッセージの配信イベント、新入社員の皆さんを歓迎した入社式についての取り組みをご紹介します。
一風変わった社長メッセージ配信
経営陣による、年度初めの所信表明は、社員にとって1年間の道標となるとても大切なものです。各事業領域の執行役員全てのメッセージをライブで届けたいところでしたが、ライブ配信は社長の30分間のみに絞り込みました。これは、オンラインイベントで全員に集中して聞いてもらうためで、さらにその30分を社長メッセージ20分、質疑応答10分に区切って、参加者とのやり取りができるプログラムにしました。
経営陣全員からのメッセージも重要なのですが、そちらはビデオ収録したものを全社員に共有することとし、社長メッセージに集中してもらうという工夫をしたとのことです。
進行も、テレビ番組のように司会者が入って、社長と会話しながら進めていく一風変わった方式で実施。どうしても固くなりがちな社長スピーチの雰囲気を、親しみやすいものに変える効果を狙いました。
新年度メッセージ配信の裏側
4月1日、久しぶりに会社へ行くと社長室の前にバリケード?が組まれていました。よく見ると、収録中のため通行止めとのこと。呑気に出社していたら既に配信の準備万端、出遅れた感に冷汗がにじみます。
ライブ配信を行う社長室では順調に準備が進んでいましたが、開始の15分前くらいに一瞬緊迫した空気が流れました。なんと配信用のURLを直前で差し替えるトラブルが発生。しかし、総務メンバーが冷静に処理するファインプレーで事なきを得ました。何が起こるかわからないライブ配信ですが、裏方は日頃の社長ラジオで鍛えられています。
定刻通り9:15に社長からの新年度メッセージ配信がスタート。社長のスピーチの前半はデジタル庁やDXの裏に必要とされるサイバーセキュリティ、これからラックが進んで行く方向性など新年度に向けた想いが語られました。
後半は社員からリアルタイムにチャットで募った質問に答えていきます。あの件はどうなっているのか?この点での社員のメリットは?など忌憚ない質問が飛び交いました。直球な質問に、社長思わず本音がポロリなやりとりが聞いていて面白いところです。
新年度に向けたメッセージを、社長が直接全社員に伝えることで、会社をより身近なものに感じてもらうという目的は、狙い通りに達成できていたと感じました。
また、社長メッセージのライブ配信だけでなく、新しくIT戦略アドバイザーに就任した喜多羅 滋夫氏をはじめ、執行役員がそれぞれ自前で工夫して作ったメッセージ動画は、編集にも個性が出ています。じっくり作りこむ時間があったからこそ、それぞれの特徴を出せたと思います。これらは、動画アーカイブから閲覧でき、お客様先企業で働く社員もいつでも見られます。
完全オンラインで実施された入社式
新年度メッセージの配信が終わったら、社長はすぐにオンライン入社式のスタンバイに入ります。今年の新入社員51名は、選考や内定式の全てをオンラインで体験してきました。本社や各事業所へ一度も足を運べておらず、同期入社の仲間や先輩社員とも対面していません。それでもラックを選んでくれて、本当に嬉しいです
入社式、最初のプログラムはなんと国歌斉唱。民間企業なのにちょっとした驚きです。しかしこれにはちゃんとした理由があります。ラックはサイバーセキュリティ分野で政府機関や防衛と深いつながりがあり、まさに国を守るという社会的な役割を担っています。政治や思想などのイデオロギーとは関係ありません。
そして、国歌が終わると空気がピーンと張りつめ、オンラインでありながらも厳かな雰囲気が一瞬に醸し出されました。音楽には人の心を動かす力があるといいますが、その効用をリアルに体感しました。
次に辞令交付と訓示、そしていよいよ新入社員一人ひとりの紹介です。人事が新入社員の名前を読み上げると、PC画面に呼ばれた人の自己紹介のスライドが表示され、当人も手元のカメラをオンにして短く挨拶をします。自己紹介のスライドにはそれぞれの個性がにじみ出ていて、出身地や出身校、趣味、取り組みたいこと、これからの抱負など、共通の話題が生まれる種がぎっしり。放送ブースの中にも「おっ!弓道か!」「面白いねー」などの声が響きます。
さすがオンラインネイティブで就活を乗り切った新入社員だけに、オンラインコミュニケーションのツボは習得しているのかもしれません。今後、先輩社員とのTeamsを通じた交流につながっていけばいいなと願っています。
そして最後を締めくくるのは、先輩社員歓迎の辞と新入社員の答辞です。先輩社員は診断センターに所属する、入社2年目の秋元花菜子さん。新入社員代表は、吉田大樹さんです。歓迎の辞や答辞というと型にはまった内容になりがちですが、二人とも経験してきたことやこれからのことなどを自分の言葉で力強く語っていたのが印象的でした。特に、秋元さんの「いいと思ったことは、まずやってみる。上手くいかなかったとしても誰も責めないし、どうしたらもっと良くなるかみんな一緒に考えてくれるから、どんどん挑戦してほしい」とのコメントがとてもラックらしいと感じました。
さいごに
コロナ禍で迎えた二度目の春、ラックの新年度の恒例行事はすべてオンラインで実施しました。対面でできるに越したことはありませんが、オンラインにはオンラインの良さがあります。
また、オンラインでの実施ノウハウを溜めることで、リアルイベントが出来たときに取り組みの幅が広がります。今はそのノウハウの溜め時と言わんばかりに、様々な社内イベントやちょっとした発表の場が日々生まれています。オンラインでこんなことやってみたい、というアイディアがありましたら、「まずやってみる」ことがお勧めです。
ラックでは、このようなオンラインを中心とした社内コミュニケーションを引き続き実施していきます。今後も取り組みの事例をご紹介しますので、ぜひ読者の皆さんの参考にしていただけると幸いです。
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