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AWSの面白さをもっと広めたい!オンラインでハンズオン勉強会を実施しました

こんにちは、金融事業部の後藤です。

前回の投稿、「新卒入社して初めてAWSクラウドに飛び込んだら楽しすぎた話」から半年が経ちました。

ちょうど昨年度の秋頃(2020年9月)にAWSに出会い、そこから配属後のまる一年、AWSを用いた案件に携わっています。今回は、前回の投稿のアップデートとして、現在社内で取り組んでいる「初心者向けAWS勉強会」の活動を紹介します!

なぜAWSの勉強会をやることになったのか

きっかけは、働き方を考える「LAC週間」という社内イベントでした。

イベント期間中は、外部の方や社員が講師となって様々な講座が実施されます。昨年オンラインで行われた講座の中に、部署の垣根を超えて1対1で話をする「ランダム1on1」という講座がありました。私がこの講座に参加したとき、お客様へセキュリティ教育の研修を提供している部署のメンバーと1on1をしました。そこでAWSの魅力をもっと多くの方に知ってほしいと話したところ、「社内向けにAWSの勉強会を企画してみるのはどうか」というアイディアが生まれたのです。

このアイディアをもとに、AWS勉強会の企画を立ち上げました。私自身、入社2年目で現場の仕事やAWSもまだまだ勉強中の新米エンジニアですが、初心者だからこその視点でお伝えできることは多いのではないか、と考えています。勉強会は講義とハンズオンを組み合わせた体験型のものを、オンラインで実施しました。

受講者はどんな人たち?

受講者は私が所属する金融事業部の社員だけではなく、セキュリティサービスの担当部署の社員など幅広い顔ぶれになりました。AWSを触ってみたいけど何から始めたらいいか分からない方、資格試験につき学び直したい方、案件でAWSに触れる機会があって興味を持った方など、受講の動機も多岐に渡ります。昨今のパブリッククラウドの普及に伴い、皆さんの関心も高まっているのかなと感じました。

受講人数は、ハンズオンをオンラインでの開催と考えていたので、当初は30名弱を想定して準備をしていましたが、蓋を開けてみると合計50名強の方に参加応募を頂きました。

オンライン勉強会で活用したツール

オンラインでハンズオンを含めた勉強会をスムーズに実施するために、活用したツールを2つご紹介します。

①Microsoft Teams

受講者の方への連絡には、社内で主に使われているTeamsを利用しました。また、受講者からの個人的な質問の回答やトラブルシューティングなど、勉強会の時間以外での対応もTeamsで行っています。また、Teamsには「Wiki」というまとめページを作成できる機能があります。ここには受講者がハンズオン勉強会に参加するにあたって必要な情報、例えばAWSのマネージメントコンソールのリンクや資料、動画などのリンクをまとめました。

TeamsのWikiでリンクを集約
TeamsのWikiでリンクを集約

②oVice(オヴィス)

オンラインでの勉強会では双方向のコミュニケーションが対面よりも取りにくいかと思います。そこで、今回の勉強会では「oVice」という仮想オフィスで集まって開催することにしました。

oViceはログインすると仮想オフィス上に自分のアイコンが表示され、実際のオフィスにいるかのような振る舞いができる面白いツールです。例えば、アイコンの近い人の雑談が聞こえたり、アイコンが離れると聞こえなくなったりします。また、偶然oViceに来た方が講義を聞くことができることや、双方向のコミュニケーションが従来のオンライン会議ツールよりも使いやすい点が便利です。

oViceでの講義の様子
oViceでの講義の様子

AWS勉強会の内容

受講者皆さんに「AWSって面白い!」を伝えることが目的の勉強会のため、ハンズオン中心の構成にしました。内容は前回の記事でもご紹介した、AWS入門者向けトレーニングパッケージを基にしています。

勉強会の前半は構築するAWSリソースの学習から始め、後半では実際に受講者にハンズオンで構築を体験してもらいます。初回は「そもそもクラウドって何?」という話から始めました。ハンズオン構築ではVPC作成とネットワーク周りの基礎的な構築からEC2インスタンスを一つ作成するという簡単な構築から始めて、勉強会の回数を増すごとに前回構築したものをアップグレードする形でコンテンツを構成しました。1回にかかる時間は1時間半~2時間で、全7回実施する予定です。

AWS勉強会の全体の概要
AWS勉強会の全体の概要

最後に

「AWSって面白いから広めたい!」という想いが、勉強会として形になったことがとても嬉しいです。ラックでは挑戦してみたいことや、やってみたいことがあった時に部署の垣根を超えて挑戦できる環境があります。今回の勉強会の開催で、一人でも多くの受講者に「AWSって面白い」と魅力を伝えることが出来たら幸いです。

また、実際に勉強会をいくつか開催してみて、人に何かを教えることは自分が理解していないと難しいということを痛感しました。勉強会の資料作成に当たりもう一度AWSリソース一つ一つを調べ直したり、AWSでは頻繫に入るアップデートの内容を追いかけたり、自分自身も学び直す場をいただきました。企画にあたり運営に参画してくださった方々をはじめ、AWS環境を使うために協力いただいた皆様、そして受講してくれた皆様、本当にありがとうございました。

この勉強会は今年の年末頃に最終回を予定しています。実際に最後まで開催してみた感想や、受講者の反応などは次回のLAC WATCHで投稿予定なので、ぜひ楽しみにしていてください!

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