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アカマイ・テクノロジーズとラック
セキュリティ協業強化の経緯 - 第2回「挑戦」

第2回「挑戦」

ルーキーの松坂大輔投手がイチロー選手との初対戦で3三振を奪い、「自信が確信に変わりました」と話したのは1999年5月のことです。早いもので18年の歳月がたとうとしています。

船出」からの4年間でお客さまからいただいたリクエスト。それは、

アカマイをラックのJSOCで、監視してほしい。

というものでした。
これほどうれしい言葉に出会うことはなかなかありません。ビジョンに確信をもって「船出」をした協業ですが、ビジネスとして成功する自信に変わったのは、何年かたったこの瞬間でした。松坂大輔とは自信と確信の順番が逆ですが、器が違うので仕方がありません。

協業の検討当初から、JSOCでアカマイのセキュリティ監視をするという構想はありましたが、言うは易し、行うは難し。
ここから先の困難は、想像のはるか上をいくものになります。困難のひとつはもちろん技術面。
世界中に分散配置されたアカマイの21万台の盾と、JSOCのセキュリティ分析をどう結び付けるのか。システム構成をぼんやりイメージしていただければ、難しそうなことが伝わるのではないでしょうか。
これはもう、技術革新のロードマップを見守ること、見守る以外に出来ることはありませんでした。そんな時です。

求めていなければ、授からない。だからいつでも求めていなければならない。
ついに授からないかも知れないが、求めていなければ授からないのだ。

NHKの人気番組「プロフェッショナル」で紹介された勅使河原蒼風の言葉が耳に飛び込んできたのは、偶然ではなかったのかもしれません。

異なる文化とテクノロジーを持つ2つの企業の看板メニューを結び付けることへの「挑戦」。技術面だけでなく、多くのことを乗り越える必要がありそうでしたが、長い「挑戦」になることを受け入れて、求め続ける日々は静かに目立たないように進んでいったのです。

次回は、最近起きた出来事から、 第3回「完封」をご紹介します。

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