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警視庁より感謝状をいただきました

サイバー・グリッド・ジャパン次世代セキュリティ技術研究所サイバー犯罪調査グループ影山です。

去る3月29日、警視庁犯罪抑止対策本部長から感謝状をいただきました。特殊詐欺被害の根絶に向けた情報収集活動への積極的な協力により、地域住民の安全安心に多大な貢献をしたことが評価されたものです。

警視庁犯罪抑止対策本部長 感謝状

深刻化するテクニカルサポート詐欺による被害

特殊詐欺と言えばオレオレ詐欺などが知られていますが、私が業務の中で調査しているテクニカルサポート詐欺も特殊詐欺の類型の一つです。

テクニカルサポート詐欺はパソコンでブラウザを使用中に遭遇する脅威の一つで、突然表示される偽のセキュリティ警告画面と警告音、不審な音声にユーザーは驚かされ、気が動転している中で、表示されている電話番号に電話をかけてしまい、最終的に金銭を窃取されてしまいます。被害金額は数万円から数十万円、百万円を超えるようなケースもあります。日本全体では、2022年度に5億円*1を超える被害が出ており、年々増加しています。

*1 福岡県警OBもだまされた PCサポート詐欺の手口 全国で被害5億円超

私は日本サイバー犯罪対策センター(JC3)の活動に参加し、2020年6月ごろにテクニカルサポート詐欺サイトに初めて遭遇して以来、原因を調査し、さまざまな取り組みを実施してきました。その一環で、観測データをJC3の関連企業や組織と共有しています。

この詐欺に使用されるサイトのURLや表示される電話番号は頻繁に変わります。私の調査では、詐欺サイトに使用されるURLの寿命は平均約7時間、電話番号の寿命は平均約100時間です。つまり、今後も観測の手を緩めてはならず、現状を把握し続ける必要があります。今回感謝状をいただいたことで、気持ちを新たにし、引き続き努力していきたいと思います。

詳細はCYBER GRID JOURNAL Vol.15にて

なお、テクニカルサポート詐欺について、今わかっていることをCYBER GRID JOURNAL Vol.15という報告書の「特集1 突然の警告!? サポート詐欺の謎に迫る!」という記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

また、調査の過程でテクニカルサポート詐欺とは直接関係ない不審サイトを見つけることもあります。こちらのIoCをGitHub*2にて公開していますので、併せてご利用ください。

*2 GitHub - LAC-Japan/iocs

ラックは、『たしかなテクノロジーで「信じられる社会」を築く。』を存在意義として掲げ、デジタル社会を生き抜く指針となることを目指しています。引き続き、日本を衛るという使命を果たすための取り組みを続けて参ります。

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