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LAC WATCH
2019年12月18日 | ラックピープル

英語が苦手なエンジニアが海外テックカンファレンスに初参加。結果は?

アジャイル開発センターの大沼です。
英語が苦手なエンジニアの私が、海外カンファレンス「Microsoft Igniteマイクロソフト イグナイト」に1人で初参加してきましたので、そこで感じたこと・学んだことをお伝えします。

マイクロソフト社の最新テクノロジーや事例が一堂に

「Microsoft Ignite」*1 は、マイクロソフト社のMicrosoft Azure・Microsoft 365などに関する最新テクノロジーや事例に関するITエンジニア向けカンファレンスです。今年(2019年)は11月4日から8日までの5日間にわたり、米国フロリダ州オーランドにて開催されました。セッション数は1,266、発表された最新情報 *2 は170以上、参加者は約27,000人(うち日本人は米国内外から約270人)というとても大規模なイベントでした。

*1 Microsoft Ignite

*2 Book of News - Ignite 2019

とても大きな会場入り口(バスの大きさと比較)
とても大きな会場入り口(バスの大きさと比較)

いつかは海外カンファレンスへ。その願いを叶えてくれた
のは・・・

私はMicrosoft Azureを専門とするエンジニアで、ここ数年は日本で開催されるカンファレンス「Microsoft de:code」や「Microsoft Tech Summit」に毎回参加しています。いずれのカンファレンスも非常にエキサイティングで、最新の技術に触れて自分のスキルを高めることができ、さらにはエンジニアとしての在り方についても見つめ直すことができる貴重な機会となっています。ただ、国内のカンファレンスで発表される内容は、米国で開催される「Microsoft Build」や「Microsoft Ignite」での発表を基にしたものが多く、エンジニアとしていつかは現地で直接体験したいという想いがありました。しかし、これまで海外カンファレンスに参加したことがなく、英語も苦手な上に、金銭的な面でもそれなりの負担になるため、一歩を踏み出すことに躊躇していました。

そんなある日、「Microsoft Ignite 2019 ジャパンツアー」という企画ツアーの存在をダイレクトメールで目にしました。ツアーにはMicrosoft Igniteのチケット手配まで含まれる上、日本人参加者向けにマイクロソフト社の社員によるMicrosoft Igniteのふりかえりセッションまで開催されるという、至れり尽くせりのプランでした。応募締め切りまで時間もなかったため急いで上司に相談し、なんとか了承してもらうことができました。初の海外単独出張だったにも関わらず、安心してカンファレンスに集中できたのはこのツアーのおかげです。サポートしてくださったJTB添乗員の方々や日本マイクロソフト社員の皆様には感謝の言葉もありません。

最高にエキサイティングだったサティア・ナデラ氏のセッション

いよいよ現地入りです。セッション会場はいずれも1,000人規模の広さがあり、大規模な会場だと3,000人くらい入るのではないかと思うほどでした。そのため、会場間の移動には10分程度かかり、1日トータルでは2万歩ほども歩いた記録がスマホアプリに残っていました。滞在中のオーランドの最高気温は30度ほどあり、半袖でも少し汗をかくような気候でしたが、会場内は冷房がキンキンに効いて凍えそうなほどで、上着が手放せませんでした。

メイン会場の入り口
メイン会場の入り口
メイン会場入り口、大型サイネージに表示されたMicrosoft Ignite ロゴ
メイン会場入り口、大型サイネージに表示された
Microsoft Ignite ロゴ

エキサイティングな出来事ばかりだったMicrosoft Igniteの中でも、とりわけマイクロソフト社CEOのサティア・ナデラ氏によるキーノートセッションをライブで聴いたことは最高の体験となりました。このプレゼンを聴くために、朝7時から2時間並んでようやく会場の席を確保したのですが、そうするだけの価値は十分にありました。

キーノートセッションの内容で最も印象に残った話題は、AzureからEdge(オンプレミス環境やIoTなど)や他社クラウドなどAzureの外側へのEnd-to-Endアプローチとそれに伴うAzureのBigDataやAI、Securityなど全方位にわたる強化についてです。

それ以外にも、DevOpsの実現におけるAzure PipelineとHashiCorp Terraform/Vaultの連携方法、Zero Trust実現におけるID-Based Securityの重要性と具体的な機能、対応予定のあるMySQLのMigration ハンズオン、Microsoft認定資格取得に向けた講座など、実際の業務やスキルアップに直結する内容についても幅広く学ぶことができました。

12会場のセッションを同時中継している
12会場のセッションを同時中継している

また、数々のセッションに参加して興味深かったのは、コミュニケーションの取り方が日米で違うことでした。私の経験上、日本では質問タイムであってもその場ではほとんど質問が出ません。セッション終了後になると順番に並んで登壇者のもとへ個別に質問しに行くケースがほとんどです。対して米国では、セッションの最中に質問タイムでもないのに参加者からの質問が飛び交っていました。セッション後に登壇者のところへ集まった方々は順番に質問するのではなく大勢で登壇者を囲み議論しているようでした。さらには登壇者と参加者のコミュニケーションだけでなく参加者間のコミュニケーションも非常に活発でした。このようなカンファレンスにおいては、米国でのコミュニケーションの取り方のほうが参加者にとってたくさんの情報に触れることができるため、とても有益だと感じます。

リスニングは何とかクリア。スピーキングは・・・・・・

さて、苦手な英語についてはどう備えたかというと、技術に関する英語の動画を見ることでリスニングの強化を試みました。セッションで話される内容だけは大まかにでも理解したかったからです。肝心の"本番"での成果ですが、投影されたスライドを見ながらスピーカーの話を聞いたことによって、内容はある程度理解できました。英語が聞き取れなかったところも、対象技術に関する自身の知識から内容を補完することができました。もしスライドがなかったら5割も理解できたかどうか...。

ただし、会話など臨機応変に言葉を交わすのは非常に難しかったです。勇気を出して質問しても回答がほとんど聞き取れず、何度も何度も聞き返してしまいました。スマホアプリによる音声翻訳も試しましたが、発言を正しく聞き取ってくれなかったり、ネットワーク接続エラーで利用不可能になったりとあまり活用できませんでした。一番効果的だったのはお互いに絵を書きながら行う筆談でした。システム構成図など絵に書くことでほとんど英語を使うことなくコミュニケーションを取ることができました。

筆談をしたHashiCorp社ブース
筆談をしたHashiCorp社ブース
筆談
筆談

英語が苦手なエンジニアでも海外テックカンファレンスに行くべきか

念願かなって、Microsoft Azureに関する最新情報を現地で直接体験した5日間は非常にエキサイティングではあったものの、冷静に振り返ると情報量が膨大、かつ、すべてが英語でのやり取りだったために、私の許容量を超えてしまい理解が追い付かない面も多分にありました。実のところ、会場に行かなくてもセッションの動画は全世界にインターネットで配信されていましたし、日本のニュース記事や個人ブログなども確認できましたので、いまの私の英語力であれば日本にいた方が広く正確な情報を得ることができたと思います。実際これまではそうしていました。

しかし、行かない方が良かったかというとそうではありません。会場の雰囲気やそこに満ちている熱量はその場に行かないと感じることはできませんし、展示されている最新技術に触れたり、海外のエンジニアとコミュニケーションを図ったりするのはやはり現地に出かけなければできないことでした。今回、これらを体験できたことで、エンジニアとしての視野が大きく広がったと感じています。

Microsoft Love Developers
"Microsoft ♡ Developers"

さらには、海外のエンジニアとスムーズにコミュニケーションが取れるようになれば確実に世界が広がることが分かり、英語が話せるようになることの意義を再認識できました。チャンスがあればまた海外カンファレンスに参加したいです。そのためにも英語の勉強を続け、技術的な内容について英語でコミュニケーションが取れるレベルを目指して、次回の参加が今回以上に有意義なものになるようにしたいと考えています。みなさんも、英語に苦手意識があったとしても思い切って海外カンファレンスに参加されてはいかがでしょうか?
意外となんとかなりますし、きっと素晴らしい体験ができるはずですよ!

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