ラックの年次カンファレンス「LAC Security & AI Day 2026」注目のプログラムと見どころをご紹介！

ラックは2026年1月27日、年次カンファレンス「LAC Security & AI Day 2026」を開催します。このイベントは、サイバーセキュリティとAIをめぐる環境変化をとらえ、企業や社会がこれから取るべき選択を考える場です。国レベルの政策動向から、AIエージェント時代の実装論、金融犯罪対策や人材育成まで、幅広いテーマが一日で俯瞰できるプログラムがそろいました。

ここでは、特に注目したい講演の見どころをご紹介します。

サイバーセキュリティとAIの今が分かる

基調講演や対談、パネルディスカッションなど注目の講演の見どころをご紹介します。

新たなサイバーセキュリティ戦略の実現に向けて

社会全体へのDXの浸透や、AI・量子技術等の進展により、サイバー空間を巡るリスクが急速に変化する中、広く国民・関係者の理解と協力の下、国がサイバー防御の要となり、官民一体でサイバーセキュリティ対策の推進を目指していく必要があります。

こうした情勢を踏まえた、新たなサイバーセキュリティ戦略の方向性について、国家サイバー統括室 内閣審議官の中溝氏が紹介します。

AIの今を理解し、変革に備える
- AIエージェントの成り立ち、どうすごいのか、これからすべき事 -

AI研究の第一線で活躍する明治大学名誉教授の高木氏が、今後AIがどんなことを可能にするのか、またAIの本質的な革新は何かを、具体的に解説します。

さらに、開発側が制御できない領域に対応するために、独自の開発手順が不可欠であることを踏まえ、システム開発をどのように進めるべきか、また注意すべきポイントに触れます。

ラック対談：ジェダイからクローンへ
～たしかなテクノロジーが、「信じられる社会」を作る～

AIエージェントの急速な進化は、セキュリティ対策のパラダイムを根本から変えようとしています。複雑化する脅威から社会を守り抜くためには、個人の技をストイックに極める「ジェダイ」のアプローチだけでは限界があります。

このセッションでは、恒久的なサイバーセキュリティ人材不足を解決する方法論と、AIを新たなアセットとして管理するための戦略について、ラックのCOO樋口とCTO倉持が今後のセキュリティ対策に求められるリーダーシップと変革の道筋を提示します。

パネルディスカッション：AIで進化する金融犯罪対策
〜最新の海外事例に学ぶ、日本における実装アプローチ〜

金融犯罪が高度化・巧妙化する中、AIは対策の切り札として注目されています。パネルディスカッションでは、国土交通省 最高情報セキュリティアドバイザーの北尾氏、auじぶん銀行 執行役員 CCO兼CROの光末氏、ラック 金融犯罪対策センターの小森が登壇します。

実務・政策・金融機関それぞれの立場から、海外の先進事例を踏まえつつ、日本で実装していく際の課題と現実解を議論します。理論だけでなく、運用やガバナンスまで踏み込んだ実践的な議論が期待できます。

AIで実現したオペレーションエクセレンス
～年間3億円を削減したディップの"攻めと守り"のビジネス改革～

人材サービスを中心に多様な事業を展開するディップでは、AIを活用した業務改革によって成果を上げてきました。AIをどう活用し、コスト削減と価値創出を両立させてきたのか、セキュリティと業務効率化をどう両立させるか、ディップ カスタマーサクセス統括部 部長の岡崎氏が語ります。

特別講演：ゼロトラストからセキュリティ for/by AIへ
～広がるITの可能性とデジタル災害を防ぐテクノロジー～

ゼロトラストが定着しつつある今、その先に何があるのか。本講演では、AIを前提とした新しいセキュリティの在り方を「for AI」「by AI」の両面から、ラック プロダクト統括部長の仲上が考察します。ITの可能性を最大化しつつ、デジタル災害をどう防ぐのか。プロダクト視点で描かれる次世代セキュリティ像に注目です。

ラックの知見が見える

AIエージェントの登場が、企業のセキュリティ運用をどう変えていくのか。Microsoft 365を軸とした最新の運用像を描くセッションや、AIエージェント時代のセキュリティ運用を見据えたラックの新しい取り組みであるManul.aiの紹介は、ラックのAIの知見における最先端の講演です。

さらに、経営層主導で進めるサイバー・AI教育の重要性を説く講演、カードゲーム「リテらっこ」を通じた情報リテラシー教育の取り組み、脅威インテリジェンスによる先制型防御への転換、偽情報・誤情報に対抗するコグニティブセキュリティ、データで先読みする経営防衛戦略、そして自律型エージェントを用いたペネトレーションテストの最前線など、AIやセキュリティの最前線を知るラックの専門家たちが知見を共有します。

• AI Agentの登場で企業のセキュリティ運用はどう変わるか？
  ～進化するSecurity CopilotやSentinelの活用によるMicrosoft 365セキュリティ運用～
• 経営層がリードするサイバー・AI教育
  ～組織に新しい力を根づかせるために～
• カードゲーム「リテらっこ」で育む次世代の情報リテラシー
• Manul.ai
  ～AIエージェント時代のセキュリティ運用～
• 脅威を"知り""動く"組織へ
  - 脅威インテリジェンスが導く先制型サイバー防御への転換
• 偽誤情報時代の新たなサイバーセキュリティ
  ～コグニティブセキュリティ最前線～
• 攻撃者は既に次の一手を準備している
  - データで先読みする経営防衛戦略
• Agentic AI for Offensive Security
  ～自律型エージェントによるペネトレーションテスト最前線～

企業と社会の未来を考える一日に

「LAC Security & AI Day 2026」は、単なるテクノロジーカンファレンスではありません。AIとセキュリティが交差する時代に、企業と社会がどう進むべきかを考えるための場です。

現場の実装に悩む方にも、経営視点で方向性を探る方にも、多くの示唆を得られる一日になります。

イベント概要

開催日時	開催日時	2026年1月27日（火） 10:00～20:00 （オンラインは18:20まで）
形式	ハイブリッド（オンサイト、Zoomでのオンライン配信）
参加費	無料（事前登録制）
定員	オンサイトでの参加は300名限定、オンライン参加は人数制限なし
会場	紀尾井カンファレンス 東京都千代田区紀尾井町1-4　東京ガーデンテラス紀尾井町4階 アクセスのご案内
お申し込み	2025年12月15日（月）より、当社のイベントサイトにてエントリー受け付け開始
イベントサイトURL	https://www.lac.co.jp/lp/lac_security_day/