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2021年「サイバーセキュリティ月間」が始まりました

サイバー・グリッド・ジャパンGM(General Manager)の船引です。

研究開発領域担当 サイバー・グリッド・ジャパン GM 船引 裕司
研究開発領域担当
サイバー・グリッド・ジャパン GM
船引 裕司

平成21年度に始まった、政府による取り組みである「サイバーセキュリティ月間(2月1日~3月18日)」が今年も開始されました。

コロナ禍一色だったこの1年ではありますが、情報漏洩や個人情報の流出などサイバーセキュリティ事故に関する報道も相変わらず目にすることが多く、社会システムのIT化が加速する中でますます重要な問題となってきています。こうした問題を少しでも解決していくためには、我々のようなIT業界で働く社員のみならず、一般の方々を含めたITを利用するすべてのユーザが、この問題に関心を持ち、サイバーセキュリティの意識を高めていくことが必要です。

今回のサイバーセキュリティ月間は、1年前とは大きく変わった"ニューノーマル"な働き方/生活様式におけるサイバーセキュリティを改めて考えてみる非常にいい機会だと思います。例えば、リモートワークがこれほど普及するとは、1年前には、だれ一人、想像していなかったのではないでしょうか。だとすると、そこにどんなセキュリティリスクが存在するのか、あまり意識できていなかった方も多いのではないかと思います。

私自身、自宅のWi-Fi環境を必要に迫られて高速化すると同時に、宅内ルータのアクセスパスワード設定や、リモート業務に使うパソコンのセキュリティ設定を見直すなどした際に、自宅以外の"知らない"Wi-Fiの電波がいっぱい飛んでいることが改めてわかりました。近年、Wi-Fiルータの"より遠くへ電波を飛ばす"機能が向上した結果なのかもしれません。

皆さんも、この月間中にご自分のリモートワーク環境が安全になっているか、今一度確認してみてはいかがでしょうか?よくわからない方、不安を覚える方は、是非、身近な方と話し合ってみてください。

さて、ラックでも3月18日までの月間中、様々な取り組みを展開します。
多くの社員がテレワークで働いている状況ですが、例年通り、多くのイベントを開催しますので、是非、覗いてみてください。

2021年「サイバーセキュリティ月間」におけるラックの主な取り組み

2月16日
【緊急対策セミナー】テレワーク環境のセキュリティ事故に備えよ
~緊急事態宣言再発令を受けて、見つめなおすリスクと対策~

人・システム・場所の制約を伴う働き方の変革は、サイバーセキュリティ対策にも大きな変化をもたらしています。テレワーク環境が一因ともなっているサイバー攻撃被害も報道され、ラックにもご相談が数多く寄せられます。本セミナーでは、ラック代表の西本逸郎および当社のセキュリティプロフェッショナルが、テレワークに伴うセキュリティ脅威と組織の抱える課題、そしてその対策方法について説明いたします。


2月26日
「29SEC(肉節句)2021Online」の開催

29SEC(肉節句)2021Online

「情報セキュリティの火を絶やすな」を合言葉に、有志が集い交流の輪を広げることを目的として、2010年から毎年開催している恒例イベントです。セキュリティにとどまらず、ITにまつわる旬の話題に関するショート講演(ライトニングトーク)を肴に、セキュリティに関心のある皆さんで懇親を深めるというイベントです。

例年、ラック本社カフェテリアにて開催していましたが、今年はオンライン開催となり残念ながら"肉"の提供ありませんが、次代を担う若手を含め熱量のあるトークが繰り広げられることと思います。イベントへの参加は、Facebookを通じてお知らせいたします。


3月8日
「GRID Day 2021」の開催

GRID Day 2021

ラックの研究部門サイバー・グリッド・ジャパン(CGJ)は、スレットインテリジェンス(脅威情報)に関する技術開発、ナショナルセキュリティ事情に関する調査研究、さらには、利用者啓発と人材育成など幅広い活動に取り組んでいます。

今回のイベントでは、「コロナ禍における研究・啓発活動」と題して、3月8日(月)にオンラインで、最近の具体的な活動成果について発表する予定です。


若者がITで描く夢の実現をサポートする"すごうで2021"支援対象者
の発表

ITスーパーエンジニア・サポートプログラム

"すごうで"は、サイバーセキュリティをはじめITに関する突出した技術力やアイデアを持つ若者の"夢"の実現を、技術面・資金面等から総合的に支援するラック独自のプログラムです。

2021年度においては、2020年11月18日から2021年1月22日までの募集期間中に応募があった中から社内選考により最も優れた1件を支援します。 選考結果は3月中旬に発表します。2021年度中の支援を勝ち取るのは、どのような"夢"を提案した若者でしょうか。どうぞご期待ください。

社外のサイバーセキュリティ関連活動への積極的な協力

ラックでは、自社でイベントを主催するほかにも、他団体が主催するサイバーセキュリティ関連のセミナー、シンポジウム等に対し、講師として専門家を派遣するなどの協力を行っています。今後、予定されている公開イベントは次のとおりです。(本稿執筆時点)

2月1日~2月26日
Cloud & Security Conference 2021

TIS株式会社、株式会社ラック共催のオンラインカンファレンスで、期間中にオンデマンドで興味のあるセッションを自由に見ることができます。ラックのセッションは以下の内容となります。

2月1日 10:00~11:00 基調講演
「彩のある未来を支えるクラウド&セキュリティ」
代表取締役社長 西本 逸郎

※ 以下は基調講演、特別講演終了後にオンデマンド配信となります

「クラウドセキュリティ統制支援サービスによる安全なクラウド活用」
金融事業部サービス第三部
部長 上原 孝太

「境界なき境界監視 Prisma Accessマネージドサービス」
サイバーセキュリティサービス統括部
JSOC 担当部長 山坂 匡弘

「LACの診断コンサルが語る脆弱性診断のトレンド」
セキュリティプロフェッショナルサービス統括部
セキュリティ診断センター 診断技術グループ グループマネージャ 柳澤 伸幸
セキュリティ営業統括部 ソリューション営業部
セキュリティアセスメントサービスグループ 菊島 舞


3月1日〜3月5日
ITmedia Security Week 2021(ライブ配信セミナー)

ITmedia Security Week 2021春では、ゼロトラストをはじめとするさまざまな新潮流をテーマに取り上げ、企業ユーザや専門家の講演を交えながら、「新常態」のセキュリティ変革について議論していきます。ラック代表の西本が、3月1日に登壇します。

3月1日 「セキュリティ新常態が支える企業のデジタル改革――DXジャーニーに出ろ
~新しい酒は新しい革袋に盛れ:セキュリティ新約聖書~」

代表取締役社長 西本 逸郎


3月12日~3月28日
第1回 九州サイバーセキュリティシンポジウム

九州発信で地域に根付いたセキュリティ・コミュニティ形成を目指したオンライン・シンポジウム。ラックは協賛し、「テレワーク常態化時代のデジタルリスクとセキュリティコンセプト」、「テクノセンター九州の紹介」などをテーマに講演します。

「テレワーク常態化時代のデジタルリスクとセキュリティコンセプト」
セキュリティプロフェッショナルサービス統括部
デジタルペンテストサービス部 部長 仲上 竜太

「テクノセンター北九州の紹介」
サイバーセキュリティサービス統括部
テクノセンター北九州 池田 大樹


ここに挙げた以外にも、サイバーセキュリティ月間中に様々なイベントが開催されます。「インターネット市民」の一員としてイベントへ参加し、サイバーセキュリティ月間を盛り上げていただければ幸いです。

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