中期経営計画
2018年度からの3ヵ年計画となる中期経営計画『TRY 2021 ステージ 2』において、ラックは独自の強みを活かし、製販一体でお客様の課題を解決していきます。
ビジネスモデルの変革
人手不足への対応や働き方改革、デジタルトランスフォーメーションへの要請など「社会変革」が進んでいます。ラックは、お客様が進めるIT変革に対し、セキュリティ対策事業を切り口に、総合的なITソリューションの提供を目指します。
この実現に向け、2018年度よりお客様の事業課題に対し製販一体で対応することができる「事業部制」へ移行しました。
業界・地域特性に合った提案を行うことができるよう、各事業部に営業とSIエンジニアを配置し、さらに「サイバーセキュリティ事業部」が軸となり、ビジネス上の強み、技術面での強みを磨き、各事業部のセキュリティビジネスを下支えします。
新体制の構築と、4つの基本方針のもと、持続的な企業価値向上を実現していきます。
基本方針
- お客様のビジネスをプロとして支える真のパートナーへ
より直接的にお客様のビジネス成長に寄与できる力をつける - 競争力のある独自サービスを市場に広く展開
自社の強みを最大限活かした独自サービスを、市場に積極的に打ち出し広く展開する - 環境変化を好機と捉え、成長に挑戦
環境変化を「成長のきっかけ」と捉え、変革へ挑戦する - 人の集まる魅力的なグループへ
成長を続け、人材、取引先、投資家など、あらゆる人々が集まる魅力的な企業グループを目指す
基本方針のポイント
お客様の真のパートナーに
各事業部が単体サービスではなく、お客様の真のパートナーとして業界・地域特性やお客様ごとの課題に合わせた最適なソリューションを、営業とSIエンジニア、セキュリティエンジニアが一体となって提供していきます。
セキュリティビジネスの事業強化と市場拡大
セキュリティ事業は、大手企業のお客様から評価いただいている当社の強みであり、今後も一層磨いていきます。また拡販可能な新サービスの開発にも取り組み、中堅・中小企業のお客様にも利用いただけるよう挑戦していきます。加えて、海外市場の開拓も継続していきます。セキュリティ対策の需要拡大とこのような取り組みなどにより、セキュリティソリューションサービス(SSS)事業の売上高を拡大していきます。
業務変革等により人が集まる好循環を目指す
AIによる業務の自動化やオフィス業務を効率化する技術「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」、社内IT 環境の改善を実施することで、社内の生産性の向上を目指します。また社員の働きやすい環境整備にも取り組みます。こうした取り組みを通じて多くの人材を惹きつけ、顧客満足を高め、結果的に株主・投資家の皆様にもご満足いただき、さらに人を集めるという好循環を目指していきます。
経営目標
2020年度(2021年3月期)の経営目標として、売上高460億円、経常利益30億円、ROE 15%以上を目指します。また、改めて売上高500億円、東京証券取引所 本則市場一部を将来のマイルストーンに設定し、名実ともに社会に認められ、必要とされ続ける企業を目指していきます。
(億円)
科目 | '18年3月期 通期実績 |
'21年3月期 中期経営計画 |
増減 | |
---|---|---|---|---|
差異 | 率 | |||
売上高 | 384 | 460 | +76 | +20% |
営業利益 | 22 | 29 | +7 | +31% |
営業利益率 | 5.8% | 6.3% | +0.5pt | - |
経常利益 | 23 | 30 | +7 | +28% |
経常利益率 | 6.1% | 6.5% | +0.4pt | - |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
12 | 20 | +8 | +60% |
自己資本当期純利益率 (ROE) |
12.7% | 15%以上 | +2.3pt以上 | - |
中期経営計画 資料
中期経営計画『TRY 2021 ステージ 2』説明資料 (PDF 1,414KB)
2018年5月9日発表
中期経営計画『TRY 2021 ステージ 1』説明資料 (PDF 4,600KB)
2015年5月12日発表