高い性能、高い信頼性、高いコスト優位性、高い移行容易性を提供するクラウドプラットフォーム
OCIは、クラウドコンピューティングを利用して、ストレージ、ネットワーク、データベース、サーバなど、クラウドベースのインフラストラクチャサービスを提供するサービスです。
世界42のパブリッククラウドリージョン(2023年5月時点)で運用されており、さらに複数リージョンの開設が計画されています。また、日本には東京と大阪の2つのリージョンが配置され、国内の東西で災害対策環境を構築できます。
高い性能
Oracle Databaseは最大1600CPU、数千万IOPSまでスケール可能です。コンピュートについても、ベアメタル構成をサポートしており、最新のハードウェアの性能を最大限に生かすことで性能要件の厳しいワークロードにも対応できます。
高い信頼性
OCIは、可用性以外にリソースの管理性やパフォーマンスに対してSLA(Service Level Agreement)を定義している唯一のパブリッククラウドサービスです。管理性SLAはリソースの管理、監視および変更操作が実行可能であることを保証します。また、パフォーマンスSLAにより、一貫したパフォーマンスの提供が保証されます。
高いコスト優位性
コンピュート(サーバ)、ストレージ、ネットワークといった使用頻度が高いサービスを他のパブリッククラウドサービスと比較して低価格で使用することが可能です。
高い移行容易性
OCIが提供する高性能なリソースは様々なワークロードに対応可能で、現行環境の性能を落とすことなくクラウドへと移行することが可能です。データベースではミッションクリティカルなシステムで多く使用されている、複数のサーバで1つのデータベースを構成するクラスタ環境「RAC(Real Application Clusters)」や、サーバ・ネットワーク・ストレージが一体となったアプライアンス製品「Exadata」を使用でき、オンプレミスと同等の機能をクラウド上で実現できます。
さらに、OCI上でVMware vSphere環境を使用できるソリューションである「Oracle Cloud VMwareソリューション(OCVS)」では専用の環境と管理者アクセス機能により、オンプレミスの構成・運用を維持したまま、VMware環境をクラウド上に実装できます。
OCIクラウドの活用パターン
ディザスタリカバリ
事業継続(BCP)に必要なITインフラ環境を別拠点にオンプレミスで所有するのではなくOCI上に構築し、データを定期的に同期することで、万が一の場合でも事業継続できるITインフラ環境を構築できます。クラウドリソースの柔軟性を生かし、OCI上のディザスタ環境は最小限のリソース構成とすることでコストを抑えつつ、有事の際にはOCI上の環境を稼働させることで迅速なITインフラの復旧そして事業再開をすることも可能です。
リソースの柔軟な調整とコスト管理
OCIの「フレキシブル・シェイプ」は、他のパブリッククラウドに多く見られるような、あらかじめ用意されたCPU数とメモリサイズが組み合わされた仮想マシンを選択するものではありません。OCIでは仮想マシンで必要とするCPU数とメモリサイズを自由に組み合わせることができるので、リソースサイズを要件に完全にマッチさせることが可能になり、無駄なコストの発生を防ぎます。
クラウドマイグレーション
オンプレミスの環境をOCIクラウド上へ移行することで、インフラの運用保守費用や所有コストの削減が期待でき、使用量に応じた支払いによりシステムにかかるコストの平準化、適正化を図ることができます。
マルチクラウド
異なる強みを持つ複数のクラウドを連携させて利用することをマルチクラウドと呼びます。例えばOCIでは東京リージョンを含む複数のリージョンでMicrosoft Azure環境と2ミリ秒未満の低レイテンシーで相互に接続しており、高性能なOracle DatabaseはOCI上に、アプリケーションサーバなどはAzure上にそれぞれ構築することで、ライセンスやコストの課題を解決しつつ高いパフォーマンスを維持したマルチクラウド環境を構成できます。
ハイブリッドクラウド
Oracle Cloud VMwareソリューション(OCVS)により、オンプレミスと同等の環境をクラウド上に構築できます。さらにOCVSではvSphereのバージョン管理やパッチ適用もお客様が管理できるため、OSやミドルウェア、アプリケーションの課題でvSphere環境のアップグレードやパッチ適用タイミングをオンプレミスの時と同じようにコントロールしたいなどの要件にも対応できます。オンプレミスのVMware vSphere環境をクラウド上に拡張するハイブリッド環境を構成する場合でも、相互の環境でのバージョンを合わせるなどが容易にできるため、よりシンプルにハイブリッドクラウド環境を構築できます。
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