新規事業開発
ラックが掲げる新規事業開発のテーマは「セーフティ」です。
当社はこれまで時代の変化に合わせて、「情報セキュリティ」「不正アクセス対策」「サイバーセキュリティ」等のキーワードを掲げて「セキュリティ」事業を行ってきました。
ラックが掲げる信念の根本は「日本を衛る」ことです。これは、企業や自治体などの各事業体、地域住民、それらすべてに対して「安心と安全」を提供することが使命であることを意味しています。この点に軸を置き、当社の中核事業であるシステムインテグレーションサービス(SIS)、セキュリティソリューションサービス(SSS)に続く第3の事業として、「セーフティ事業」の実現に向けた活動をしています。
セーフティ事業とは
これまでの「サイバーセキュリティ事業」では、「悪意のある者」が存在することを前提として、その攻撃手法や脅威情報を分析し、予防・検知・防御・復旧等といった各種サービスやソリューションを提供することで、「衛る」を実現してきました。
一方「セーフティ事業」においては、「悪意のある者」に対応することのみに限定せず、「安心・安全」を脅かすすべての脅威に対抗したあらゆる予防・検知・防御・復旧・再発防止を実現していきます。その「安心・安全」を提供する範囲は情報システムの世界に留まらず、様々な事業体単位、企業単位、地域単位など、およそ無限に広がることが想像されますが、当社の新規事業開発では、以下の方針とテーマに関して長期的な取り組みを進めていきます。
基本方針
以下の基本方針に沿って活動しています。
仮説の検証
事業化の前に、必要とされるであろう「機能」を仮説として設定し、その実現可能性・有効性の検証を行っていきます。
共生の実現
仮説検証の中で、同様の問題意識を持っている・すでに取り組みを行っている・必要な基礎技術を有しているほか団体(自治体・公共機関・民間事業者・大学や研究室など)や、スタートアップ・ベンチャー企業との連携、発掘、投資を行っていきます。
4つのテーマ
セーフティ事業の実現に向けて4つのテーマで仮説検証・実証実験を推進しています。
セーフティシティ

あらゆる「モノ」がインターネットに接続されていく流れにおいて、各種製品やサービスを「サイバーセキュリティ」、「セーフティ」、「事業性」、「利用者へ提供する価値」といった側面で検証と分析を「実際の街の中」で行える物理的な空間を整備します。
コネクティッドカーセキュリティ

コネクティッドカー、自動運転の時代に向け、新たなモビリティ環境が実現されていく中で、その時代にあわせたセキュリティ面での車検・検査手法の確立、ツールの提供、整備環境を実現し、万が一の事故・障害時に備えた自助機能の開発、分析・ロードサービス手法の展開へとつなげていきます。
コネクティッドヘルスケア

遠隔医療、病院間情報共有、医療機器のインターネット接続等が実現されていく中で、新たに生み出される医療技術の具現化を「投資・事業支援」という観点で支援・実現し、医療情報の管理・展開における安全な仕組みの実現へと活動を行っていきます。
地域創生

日本国内の各地域における課題に合わせた新たな「価値」の創造と実現を、自治体間の連携を促進することで、広い範囲で行っていきます。また、当社従業員の新しい働く環境として、各地域へのサテライト化も推進していきます。
主に日本国内を対象とした新規事業開発の活動となりますが、広く海外の情報収集・分析も必要であり、今後は海外における活動も積極的に行っていきます。これら当社の新規事業開発の活動は、新規事業開発専用のFacebookのページで情報を発信していきます。