サイバー事件の緊急対応に特化した「サイバー救急センター」を新設
~増加し続ける不正侵入・情報漏えい事件に駆けつける専門チームを編成~
2009年9月30日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都港区、代表取締役社長:齋藤理、以下ラック)は、不正侵入や情報漏えいなどのサイバー事件の増加による危機感の高まりをきっかけに、サイバー事件発生時の緊急事態において、事業継続を念頭にした早期の復旧と信頼回復に必要な支援を行う専門チーム「サイバー救急センター」を2009年10月1日付で新たに設置します。サイバー事件に遭われたお客様に、初動対応から事業復旧までをワンストップで、ラックの専門チームによる支援サービスを提供します。
ラックは、2005年4月にスタートした情報漏えい緊急対応サービス「サイバー119(旧名称: 個人情報119)」を通じて、企業の緊急事態に応じて専門チームを編成・派遣しながら、調査から事業回復等の支援を行ってまいりました。これまでの「サイバー119」出動件数の推移と、最近のサイバー事件の特徴および傾向は、以下のとおりです。
サイバー事件の特徴および傾向
- 不正侵入・情報漏えい事件は、企業規模を問わず、年々増加し続けている
- ITシステムに依存するビジネスが増え、サイバー事件が事業の存続に直撃する傾向が高まっている
- 外部からの攻撃者から、主に企業が運用するWebサイトが狙われている
- 窃取される情報は、企業が保管している個人情報やクレジットカード情報が中心である
- 過度な情報公開や情報の隠ぺいなど、不適切な対応で大きな信用失墜を招いてしまう
- サイバー事件を「経験したことのない危機」として、迅速かつ適切な対応を行う準備が十分にない
- 手口の変化に加え狡猾さを増すサイバー攻撃の防御に対するスキルおよび認識が不足している
- 攻撃を受けてしまった際の事業に与えるダメージを正確に把握していない
これらの特徴や傾向に熟知したメンバーで構成されるラックの「サイバー救急センター」は、司令室を窓口に、調査・解析および応急対応のエキスパートメンバーで構成されます。緊急対応窓口に特化した司令室は、情報漏えいなどのサイバー事件のみならず、ネット上の風評被害・誹謗中傷に対するお悩みの相談まで、幅広い相談窓口としての役割を担います。「サイバー救急センター」は、サイバー攻撃の手口に関して常に最新情報を収集しているサイバーリスク総合研究所や、セキュリティ監視センターJSOCの支援を受けながら運営を行い、2010年には年間100件の緊急対応出動を想定した体制の強化を行います。
以上
サイバー救急センター 問い合わせ窓口
電話:03-6757-0119 / E-Mail:
サイバー119 サービス内容
https://www.lac.co.jp/service/consulting/cyber119.html
初動対応(緊急出動)
- 証拠保全、要因調査、影響範囲
- マネージメントサポート(ダメージコントロール)
- 応急措置(事業継続上のリスクを配慮) 、モニタリング強化、防御体制
- 復旧/回復プランのアドバイス
安全運用再開に向けた復旧支援
- 業務リカバリーサポート
- 改善(再発防止対策)
- 診断(安全点検)
- 回復プランのアドバイス
回復支援
- 安全強化対策(恒久対策)サポート
相談・アフターフォロー(訪問、メール、電話)
- 企業規模やリスクに応じた提案、実施を支援
【株式会社ラックについて】
株式会社ラックは、いち早くネットワーク社会の到来を予測して1986年9月3日に設立されました。セキュリティソリューション分野でのリーディングカンパニーとして、「コンピュータセキュリティ研究所(CSL)」、「データベースセキュリティ研究所(DBSL)」、「セキュリティオペレーション研究所(SOL)」にてセキュリティに関する情報を日々、蓄積・分析・検証を行い、リモート監視センターJSOCにて顧客システムの24時間365日のセキュリティ監視・分析を行っています。また、常に先進のセキュリティテクノロジーを活用し、官公庁・企業・団体等のお客様にセキュリティソリューションサービスを提供しています。
【報道機関からのお問い合わせ先】
株式会社ラック 事業推進統括部 マーケティング部
Tel: 03-5537-2615 E-mail: marketing@lac.co.jp
【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社ラック サイバー救急センター
Tel: 03-6757-0119 E-mail: