ラックは、情報セキュリティサービスやシステム開発を柱に事業を展開していることから、工場などを擁する製造業に比べて環境負荷の低いビジネスモデルとなっており、主にオフィス業務における環境負荷低減活動に注力しています。
紙・電気の適正利用等の推進
ラックは、ペーパーレス化、オフィス内の節電やテレワークの推進などによる紙・電気の適正利用や、3R(リデュース、リユース、リサイクル)による廃棄物の削減等に取り組んでいます。また、調達や選定におけるグリーン購買の実践や、ドレスコードフリー化(服装の自由化)による冷暖房の温度設定の適正化などにも取り組んでいます。
本社のある平河町森タワー(東京都千代田区)は、高い水準の省エネ対応が可能な設備になっており、温室効果ガス排出量規制への対応を含め、効率的な省エネ管理を実施しています。加えて、各フロアにおいて、滞在状況に応じた照明の減灯なども実施しています。
これら一つひとつの活動を、環境方針のもと社員が意識して進めることにより、紙使用量や電力使用量などの環境負荷低減を実現しています(ラック本社においてISO 14001:2015を取得済み)。
テレワークの推進による使用量削減
ラックは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、社員や関係者の安全確保のために、2020年3月末に全社一斉にテレワークを軸とした勤務形態に切り替え、それ以降、多様な働き方ができるテレワークを中心とした体制を継続しています。
テレワークが定着したことによって、オフィスにおける紙の使用量は大幅な減少傾向で推移しています。なお、電気の使用量は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後で出社頻度が高まった影響を受けたものの、勤務形態変更前と比べて減少傾向で推移しています。
テレワーク勤務形態の継続に伴うオフィス以外での環境への影響もありますが、ペーパーレス化やWeb会議の浸透など、環境面での負荷低減に向けて継続的に取り組んでいます。