ラックは、情報セキュリティ対策企業として、蓄積する脅威情報を活用し、産学官の関係者とも連携して、国内各地でセキュリティや情報モラルに関する啓発活動に取り組んでいます。このような啓発活動を通じて、地域社会が自律的に市民のセキュリティ意識向上に寄与していく社会の実現を目指しています。
産学連携による人材育成
ラックは、各地域の小学・中学・高校や大学などにおいて、授業の一環として情報関連の法律やモラル、情報セキュリティの講義と演習などを継続的に実施するとともに、地域連携における新しい学びの模索や開発に取り組んでいます。
その取り組みの一つとして、目白大学では、地域のメディアの役割を研究しているメディア学部のゼミにおいて、ICTを地域の課題解決に活用できるよう、年度ごとにテーマを変えて学びの場を設けています。また、日本女子大学では、2020年度から継続して情報セキュリティに関する講義を実施しています。
地域における啓発活動支援
県警察本部をはじめとした各地域のサイバーセキュリティ団体と協定を締結するなど、産学官で地域におけるセキュリティ教育や啓発活動を支援しています。
長崎県では、県警察本部のサイバー犯罪対策課と連携し、高校・高専生ボランティアを育成しています。さらに、育成した高校・高専生が、自身の出身の小・中学校で啓発講座を行うなど、情報リテラシーの向上とともに自身の学びとなる取り組みとなっています。

地域巡回啓発活動
小・中学校の各校および地域関係者に、情報モラルに関する講座を行っています。島根県益田市・吉賀町・津和野町では、教育委員会と連携し、2016年度より講座を巡回実施しています。
また、北海道名寄市消費生活センターでは、2013年度より、消費生活センターが市内小・中学校で春と秋に行う消費生活講座(情報分野)の巡回を担当するほか、市民や名寄警察署員のための情報セキュリティ、情報モラル、情報リテラシーに関する研修会を実施しています。