ラック、若手エンジニア支援プログラム"すごうで"の2022年度採択プロジェクトを、「AIの機械学習によるジャズ伴奏支援ツール」に決定
~様々な行動制限を受けたコロナ禍、音楽の独習ツールで新しいコミュニケーションを生み出す~
2022年4月 7日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、ITに関する突出した技術力やアイデアを持った若者を支援するITスーパーエンジニア・サポートプログラム"すごうで"の2022年度採択プロジェクトを、北海道在住の大学1年生 猪俣 晴生(いのまた はるき)さんが提案する「AIの機械学習によるジャズ伴奏支援ツール」に決定したことを、2022年4月7日に発表しました。
選考の結果、「複数人が関わるコミュニケーション性」と「その場で新しいことが生まれるランダム性」の両者をITで実現することを目指す猪俣さんの提案が最も高い評価を獲得しました。この提案は、様々な行動制限を受けたコロナ禍での大学生活の中で、自分自身の体験から課題を見つけ、解決していこうとする姿勢が評価されました。
音楽の独習ツールはこれまでも存在していましたが、そのほとんどは「マイナスワン音源」と呼ばれるメロディを除いた伴奏カラオケのようなもので、伴奏パートが多いジャズピアノには向いていません。猪俣さんは、機械学習を使ってジャズ音楽のモデルを構築し、プレイヤーのインスピレーションやインタラクションをコンピュータ上で再現することで、ジャズピアノの独習を可能にする新しいシステムを提案しました。先行研究や既存技術を活用することも視野に入れており、将来的にはジャズに限らず幅広い音楽ジャンルに適用範囲が広がるようなシステム作りを目指します。
当社は2022年度中、猪俣さんのAIの機械学習によるジャズ伴奏支援ツール開発にあたって、エンジニアからメンターを選任し必要な技術的助言を行うほか、希望するコンピュータサイエンス関連の研修受講、事業化の活動などに要する費用を、最大100万円まで支援します。また、ビジネス化に向けたさまざまな相談に乗り、計画を実現するためのサポートを提供します。
ラックは今後も"すごうで"を通じ伸びゆく若者を支援し、次世代のIT社会を担う人材の育成と、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた活動を続けていきます。
株式会社ラックについて
ラックは、システムインテグレーションとサイバーセキュリティの豊富な経験と最新技術で、社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供しています。創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAIやクラウド、テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けています。また、日本初の情報セキュリティサービス開始から25有余年にわたり、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC、サイバー救急センター、脆弱性診断、ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線に立ち、情報セキュリティ分野のリーディング企業としても成長を続けています。
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