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ラック、若手エンジニアを応援する"すごうで2019"支援対象者決定!

東京都在住の小学6年、二ノ方 にのかた 理仁りひとさん(12) 分散ネットワークに特化したドメイン固有言語(DSL)の開発を目指す

2019年3月19日 | プレス

株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、このたび、ITに関する突出した技術力やアイデアを持った若者を支援する ITスーパーエンジニア・サポートプログラム"すごうで" の2019年度支援対象者を、東京都在住の小学校6年生 二ノ方 理仁さん(12歳)に決定しました。

2019年度の支援対象に決まった二ノ方さん
2019年度の支援対象に決まった二ノ方さん

2019年度の支援対象者について、2018年10月22日から2019年1月10日までの募集期間中に応募があった3件を選考した結果、分散ネットワーク上で動作する「小さく、簡単で、速い」プログラミング言語を開発することを目標とする二ノ方さんの提案が最も高い評価を獲得しました。目標を達成するために、ネットワークや通信の勉強だけでなく、基礎的なコンピュータサイエンスや情報セキュリティの知識をできるだけ幅広く吸収したいという姿勢も評価されています。

提案概要

プログラミングに興味を持ち始めた当初から、アプリやサービスそのものよりこれらを支える基盤技術に関心があったという二ノ方さんは、その延長でネットワークの仕組みに興味を持つようになり、個人で簡単に使える『分散処理』の仕組みが作れればと考えるようになりました。

既存の分散処理プラットフォームは、大量の複雑なデータを処理することができ、機械学習と組み合わせることで大きな力を発揮するものの、クラウドや高性能なサーバーなど、当初から大規模な設備を必要とします。また、単一のコンピュータやクラウドに依存することにより、大規模障害などが発生するリスクもあります。

そこで二ノ方さんは、ネットワーク上の複数かつ、性能がさほど高くなく個人でも簡単に使えるようなコンピュータに処理を分担させ、ノードのひとつが落ちても他で代替して処理を行うことで、クラウドに依存せず、規模拡大が容易でかつ耐性があり、小さく、速く、誰でも(クラウドやサーバーを利用できない人でも)簡単に利用できるネットワークを実現する、そのための専用の言語(ドメイン固有言語:DSL)を開発したい、という提案を行いました。

8歳からプログラミングを始めた二ノ方さんは、中高生Ruby国際プログラミングコンテスト、U-22プログラミング・コンテストなど、既にいくつもの受賞歴があるほか、未踏ジュニアキャンプ、SecHack365、セキュリティ・キャンプ全国大会など、国内で行われるプログラミングやセキュリティのイベントにも積極的に参加し、小学生ながら飛び抜けた才能と行動力を持っています。

しかし、書籍やネットの情報に頼る学習だけでは、思うような成果が得られず、体系化された知識も獲得できない、と自己分析しています。そのため二ノ方さんは、今回の提案を実現する上で、コンピュータサイエンス関連の研修を受講すること、メンターとの対話の中で自己の知識を体系化していくことを要望しています。

主な評価

二ノ方さんの提案に対し、当社審査員は、課題設定とアイデア、やりたいことの具体性、積極的・前向きに取り組もうとする姿勢といった観点において、「『ITを活用して社会をより良くする逸材』を支援したい」という "すごうで"の趣旨に最も合致すると判断しました。

二ノ方さんの提案に関する主な評価は次のとおりです。

  • 実社会での活用のされ方のイメージも含め、現時点で実現したい内容や意思が具体的で、将来の期待値も含めてとても良い。加えて注目されがちなアプリケーションではなく、より多くの人が便利に使えるようにという配慮がなされ、基盤技術側に力点を置いていることも評価できる。
  • 独学で技術を身につけてきた若者に対して、コンピュータサイエンスの講義を受ける機会や適切なメンターとの出会いを提供することができれば、今後の飛躍的な成長が期待できる。
  • 「小さく、簡単で、速いプログラミング言語の開発」といったこれまでにないコンセプトであること、利活用が見込めることを高く評価する。
  • 技術的なハードルや利用者の負担を軽減するための課題などが多く出てくると予想されるが、夢の実現に向けてあきらめずにがんばってほしい。
  • 分散処理というテーマの中で、利用シーンや利用者を具体的にイメージして提案した点を評価する。コンセプトに基づいて独自のものをつくるという姿勢は今後も貫いてほしい。

ラックは、2019年度中、二ノ方さんが目指すドメイン固有言語の開発に当たって、当社のエンジニアからメンターを選任し、必要な技術的助言を行うほか、希望するコンピュータサイエンス関連の研修受講などの活動に要する費用を、最大100万円まで支援します。

ラックは今後も"すごうで"を通じ、伸びゆく若者を社会全体で支える環境作りに取り組み、次世代のIT社会を担う人材の育成に貢献してまいります。

株式会社ラックについて

https://www.lac.co.jp

ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」をはじめ、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、官公庁・企業・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン
すごうで事務局
Tel: 03-6757-0100(代表)  E-mail: sugoude@lac.co.jp

報道機関からのお問い合わせ先

株式会社ラック 広報担当
Tel: 03-6757-0107  E-mail: pr@lac.co.jp

* ラック、LAC、サイバー・グリッド・ジャパンは、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。

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