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ラック、日本を包囲するサイバー攻撃への対策にセキュリティ研究組織を拡大

~連携してサイバー攻撃対策の研究を強化する、「サイバー・グリッド・ジャパン」構想を発表~

2013年11月25日 | プレス

株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙梨 輝彦、以下ラック)は、社会問題となっている日本企業へのサイバー攻撃への対策のため、当社の研究体制を一新するとともに、他のセキュリティ企業や研究機関と連携するフレームワークである『サイバー・グリッド・ジャパン』構想をスタートさせます。この取り組みにより、日本企業や団体などの組織的な防衛活動を強化し、学術的な研究のみならず発生したサイバー事故をその場で解決するための活動を通して、日本におけるサイバーセキュリティ対策をより強固にしてまいります。

ラックは、2005年に緊急対応サービスを開始して以来、緊急対応要請は増加の一途をたどり、昨年は過去最高の約250件となり、本年はさらに増加し300件を超える見込みとなっています。当社の対応により明らかになったことは、昨今、新たな脅威として広く捉えられるようになった標的型攻撃に代表されるように、サイバー攻撃は高度化、複雑化し、しかも日本の様々な組織を標的にした攻撃が増加していることです。同時に、攻撃者の組織化も年々進んできていると推測されます。これまで、数多くのお客様への網羅的なサイバーセキュリティ対策のご支援を行うとともに、技術研究体制を持っているラックですが、いまや一企業の努力だけではお客様を守りきるのが困難になってきていると言わざるを得ません。まして、単に対策製品を導入したから大丈夫とは言い切れません。現実を見据えた、実効性があり継続的な運用が可能な対策技術を磨かなくてはならない状況だと捉えています。

ラックは、ますます巧妙化するサイバー攻撃から日本の組織を守るため、サイバーセキュリティ関連組織が連携した枠組み「サイバー・グリッド・ジャパン構想」を持って、それに立ち向かいます。サイバー・グリッド・ジャパン構想は、各々の専門分野に精通する技術者がそれぞれの分野を深掘りし、さらに有機的に連携させることで、企業や官公庁の具体的なセキュリティ対策に応用するフレームワークです。2001年に開設以来連綿と研究を行っていたサイバーセキュリティ研究所を、それぞれの課題をそれぞれの分野から取り囲み解決する研究チームを明確にして、日本の組織を守る実務に即した調査・研究を行います。加えて、安全保障や危機管理レベルのサイバーセキュリティを支援するために、「ナショナルセキュリティ研究所」を独立した研究所として新設し、世界的な情勢や技術調査などによる「サイバー戦」や「凶悪なサイバー攻撃」の実態把握を中心に、日本を守る一助となる活動をしてまいります。

CYBER GRID Japan の構造
図:CYBER GRID Japan の構造

ラックは、サイバー・グリッド・ジャパン構想での活動を、自社のみならず広くセキュリティ専門企業と連携して推進します。今回の発表に際し、マルウェア解析研究の分野では、金融機関を狙ったサイバー攻撃対策や先端セキュリティの調査・研究で実績のある日本企業「セキュアブレイン社」と連携、制御システム防御技術においても独自のセキュリティ技術とノウハウを有する「アズビル セキュリティフライデー社」と連携し、より実践的な共同研究を進めていきます。また、本取り組みに賛同し、サイバー攻撃の脅威に立ち向かう企業や団体が「サイバー・グリッド・パートナー」として参画していただくことを歓迎します。

▼「サイバー・グリッド・ジャパン」のページはこちら

https://www.lac.co.jp/corporate/unit/cyber_grid_japan.html

本構想の正式リリースに対して、アズビル セキュリティフライデー社代表取締役 佐内大司様、セキュアブレイン社代表取締役社長 兼CEO成田明彦様よりエンドースメントをいただいておりますのでご紹介します。

【アズビル セキュリティフライデー 佐内 大司様】
当社は、サイバー・グリッド・ジャパン構想の取り組みに賛同し、共同研究メンバーとして活動します。昨今の高度化・巧妙化しているサイバー攻撃は深刻化しています。当社の得意とする組み込みコンピュータ技術における、内部ネットワーク監視技術や、マルウェア検出技術などを通して、日本企業の安全な事業継続とビジネスの発展の一助となることを心より期待しています。
アズビル セキュリティフライデー株式会社 代表取締役 佐内 大司
【セキュアブレイン 成田 明彦様】
当社は、サイバー・グリッド・ジャパン構想の取り組みに賛同し、共同研究メンバーとして活動します。昨今の高度化・巧妙化しているサイバー攻撃は深刻化しています。当社の得意とするサイバー攻撃対策における、マルウェア解析技術や、悪意のあるWebコンテンツ検知技術などを通して、日本企業の安全な事業継続とビジネスの発展の一助となることを心より期待しています。
株式会社セキュアブレイン 代表取締役社長 兼CEO 成田 明彦

ラックは、サイバー・グリッド・ジャパン構想の活動のもと、サイバーセキュリティの健全な発展とサイバー攻撃による被害企業が出ないための取り組みに向けて、危機対応という側面から可能な限りの協力ができるよう、日夜努力してまいります。

以上

アズビル セキュリティフライデー株式会社について

アズビルセキュリティフライデー株式会社は、制御システムベンダーであるアズビル株式会社(旧 株式会社山武)のネットワークセキュリティ研究チームを前身に、2003年4月に設立されたアズビルグループのセキュリティベンダーです。設立以前から企業内ネットワークや制御システムなどの内部ネットワークに特化した独自のセキュリティ技術開発や製品開発を行ってきており「技術では解決できない人を中心とした本質的なセキュリティ問題の解決」に取り組んでおります。

アズビル セキュリティフライデー株式会社

株式会社セキュアブレインについて

株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、全てのインターネットユーザに安心を届ける、セキュリティのスペシャリストチームとして、「より快適で安心できるネットワーク社会を実現するために、一歩進んだ技術で貢献する」というビジョンのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・サービスを提供する、日本発のセキュリティの専門企業です。

株式会社セキュアブレイン

株式会社ラックについて

ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、1995年にいち早くセキュリティ事業を開始。2012年4月にグループの合併により、株式会社ラックとして新たにスタート。サイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、豊富な実績を誇る「脆弱性 診断サービス」、国内最大級の「セキュリティ監視センターJSOC」による24時間365日のセキュリティ監視・分析サービス、情報漏えい事故などの緊急対応・支援をする「サイバー119」の提供をはじめ、金融機関向け基盤システム開発で培った「システム開発」など、官公庁・企業・団体等のお客様にITトータルソリューションサービスを提供しています。

 

■お客様からのお問い合わせ先

株式会社ラック
E-mail: sales@lac.co.jp
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■報道機関からのお問い合わせ先

株式会社ラック 広報担当
Tel: 03-6757-0130 E-mail: pr@lac.co.jp

* LAC、ラック、JSOC(ジェイソック)は、株式会社ラックの登録商標です。
* その他、記載されている製品名、社名は、アズビル セキュリティフライデー株式会社、株式会社セキュアブレイン、各社の商標または登録商標です。

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