ラックが開発支援した、IPAの脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」の機能強化を発表
2009年6月18日 | お知らせ
2009年6月18日(木)、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)から、類義語検索機能、脆弱性の詳細説明の表示機能、言語別のコンテンツ表示機能などの機能追加が行われた、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」(ジェイブイエヌ アイ・ペディア)のバージョン3.1が公開されました。
本データベースは、国内で利用されているソフトウェアの脆弱性の概要や対策情報などを公開しているもので、現在で6,390件の脆弱性対策情報が登録されています。この度、本データベースにおける類義語検索機能など、機能強化の開発にラックが携わりました。
JVN iPediaに新たに追加された類義語検索機能では、セキュリティ用語や製品名の略称など約170件の類義語を利用した検索が可能になりました。例えば、検索キーワードとして「インジェクション」と入力した場合、「インジェクション」に加えて、「injection」や「注入」「挿入」などの検索結果も合わせて出力されるようになり、目的の脆弱性対策情報の検索が容易になっています。
この他、本バージョンでは、脆弱性分類のための機能整備、製品情報の管理機能の強化、利用者向け機能追加、管理者向け機能追加などが行われました。
近年におけるサイバー犯罪等による脅威の増加と、セキュリティ対策の多様化・複雑化に対して、セキュリティ対策の負荷軽減を目的とした環境整備や脆弱性対策支援ツール等の開発が求められています。JVN iPediaの機能強化を通じて、他の脆弱性対策サービスとの連携や脆弱性対策支援ツールの開発等を促進し、ラックは社会全体の情報セキュリティ対策の底上げに繋げていきたいと考えています。
情報処理推進機構(IPA)
情報処理推進機構(IPA)「脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」を機能強化」
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2009/200906_jvn_ipedia.html
以上