インフラエンジニアと営業を経験し、執行役員まで経験してきたT.Uさん。多彩なキャリアを歩んできた一方で、「自分の強みは何か」という問いに悩み続けていました。
そんなT.Uさんに転機が訪れたのは、前職で6年間ともに仕事をしたラックの社員からの誘いでした。しかし当時、T.Uさんが抱いていたラックのイメージは「体育会系で堅い老舗企業」でした。
今回は、T.Uさんがなぜラックへの入社を決めたのか、そして入社後に感じた企業文化やプリセールスという仕事の魅力について、詳しくお話を伺いました。
エンジニアか、営業か。混迷するキャリアを救った「プリセールス」という選択肢
ーこれまでのキャリアと、転職を考えたきっかけを教えてください。
2006年に新卒でキャリアをスタートし、これまで合計13年間インフラエンジニアとして働いてきました。前職ではラックと協業という形で連携しており、私自身もプロジェクトを通じて深く関わる機会がありました。その後キャリアを広げ、法人営業を5年ほど経験し、営業・人事領域の執行役員も務めました。
そのようなキャリアを辿っていくなかで、「自分はこれからどの道に進むべきなのか」という迷いがずっとありました。エンジニアとして専門性を高めるのか、営業を極めていくのか、それとも経営の道に進むのか。選択肢が多かったほか、正直なところ営業としてもエンジニアとしても、自分は「中途半端」なのではないかという引け目のようなものも感じており……。どの方向に舵を切るべきか余計に悩んでしまっていました。
ープリセールスという仕事を知り、入社を決めた経緯を教えてください。
転職活動では、技術職や営業職としていくつかお声がけをいただきました。ただ、いずれも経験の「一部分」しか活かせないオファーばかりで、決め手に欠けました。いま振り返れば、技術と営業、両方のキャリアを積んできたからこそ、片方だけでなく「その全てを武器にしたい」という気持ちがあったのだと思います。
そんなとき、エンジニア時代に6年間一緒に働いていたラックの方から「営業とエンジニア、両方の経験があるならプリセールスをやってみてはどうか」と提案をもらいました。彼は協業時代、私のリーダー的な立場にいた方で、トラブルの際も自ら動いて顧客と交渉してくれる、非常に信頼できる存在でした。
プリセールスは、技術的な深い知見を持ちながらお客様の課題に寄り添い、最適なソリューションを提案する仕事です。この話を聞いたとき、これまで「中途半端」だと思っていた自分の経験が、むしろ自分だけの武器になるのではないかと感じました。技術がわかるからこそお客様の課題の本質を理解でき、営業経験があるからこそ相手に寄り添える。まさに、キャリアの点と線がつながった瞬間でした。
ーご自身のキャリアと、プリセールスという仕事が合致したのですね。ほかに、入社の決め手になったポイントはありますか?
背中を押したのが、ラックの誠実さです。当時、私は前職で執行役員という立場にありました。前職とラックには取引もあったので、私としては会社同士の関係性を損なわない形で転職したいという思いが強くあったのです。
すると、現在の上長である部長が、選考を進めるに先立って、前職の代表のもとへ直接コンタクトをとってくださったのです。「T.Uさんから応募をいただいたので、選考を進めたい」と、いわゆる「仁義を切り」に。一般的な中途採用の枠を超えたこの丁寧な対応に、「この会社なら安心して働ける」と確信しましたし、会社への信頼が一気に深まりましたね。
「体育会系で堅い」は思い込みだった。入社して驚いたフラットで自由な組織文化
ー入社前に抱いていたラックのイメージと、実際に感じたギャップを教えてください。
正直に言うと「体育会系で堅い会社」というイメージを持っていました。上下関係が厳しく、老舗企業ならではの堅苦しさがあるのではないかと。もちろん、日本国内でも有数のセキュリティ企業として社会的な信頼性は高いと感じていましたし、セキュリティはこれからの時代に欠かせない分野だという認識も持っていたのです。ただ、実際に中に入って働くとなると、その「堅さ」が気になっていました。
入社してみると、そのイメージは完全に覆されましたね。実際のラックは、若手社員や女性社員が臆することなく意見を言え、役職に関係なくフラットに会話ができる。こうした尊重し合う文化は、働きやすさにも直結しています。
前職では終電帰りも多く、子供の病気や長期休暇の際も仕事を優先せざるを得ない状況でした。しかしラックのプリセールスとして働く今は、残業が大幅に減り、平日に家族と過ごす時間を確保できました。在宅と出社を柔軟に使い分け、子供を見守りながら安心して働けています。
ー中途入社の社員が馴染みやすい環境や制度はありますか?
ラックにはメンター制度があり、入社すると先輩社員が一人サポートにつきます。私の場合、メンターの方が本当に細かい部分から相談に乗ってくれました。わからないことを教えてもらうだけでなく、社内のいろいろな方を積極的に巻き込んで紹介してくれたのです。「この人に聞くといいよ」「この部署の人を紹介するね」と、自然と社内のネットワークが広がっていきました。
メンター制度というと、文字通り「メンター次第で入社後のスタートが変わる」という印象を持たれる方もいるかもしれません。でもラックの場合、メンター制度を補完するような社内文化があります。たとえば、中途入社の同期会というものがあり、同じタイミングで入社した仲間と交流を深められます。また、地域ごとのコミュニティも活発です。部署や役職を超えて、同じ地域に住む者同士が気軽に情報交換できる場があるのは、転職者にとって非常に心強いですね。
転職すると「孤立するのではないか」「居場所がないのではないか」と不安に思う方も多いと思います。でも、ラックにはそうした不安を払拭する仕組みと文化がしっかり根付いています。自分でコミュニティを作っていくこともできますし、周囲がそれをサポートしてくれる環境が整備されています。
「自分には無理」と決めつけないで。自律して飛び込む人に開かれるチャンス
ーラックに合うのはどのような人だと思いますか?
自分から周囲を巻き込んでいける人が向いていると思います。ラックの社員は皆さん気さくで、話しかければ快く応じてくれます。ただ、どうしても自分の仕事に集中していると、他のメンバーに目を向ける余裕がなくなることもあります。これは誰にでもあることですよね。だからこそ、「忙しそうだから」と遠慮するのではなく、わからないことは自分から聞きに行く。シンプルですが、このスタンスが大切だと思います。
ラックでは、そうやって自らアクションを起こせる人にチャンスが巡ってきます。まずは「聞く」ことから始めれば、必ず応えてくれる仲間ばかりなので、遠慮せずに飛び込んでほしいですね。
ー転職を考えている方へメッセージをお願いします。
「大手企業は自分にはハードルが高い」「老舗のセキュリティ会社は堅苦しいのではないか」と、勝手に壁を作ってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身、入社前はまさにそう思っていました。でも実際に入ってみると、同じ目線で会話できる人たちばかりで、本当に話しやすい環境が待っています。
私のように、エンジニアとしても営業としても「中途半端」だと感じている方こそ、プリセールスのようなポジションで自分の経験を再定義できるのではないでしょうか。これまでの経験を「中途半端」とネガティブに捉えるのではなく、「両方の視点を持っている」とポジティブに捉え直すことで、新しいキャリアの道が開けます。ラックは、これまでの経験を活かしながら、さらに自分自身を成長させられる職種を見出してくれる会社です。
一緒に働く人や職場の環境が心配で、なかなか一歩踏み出せない方もいるかもしれません。でも、その心配は本当に不要です。現場の環境は想像以上に温かく、話しやすさに溢れています。ぜひ勇気を持って、一歩踏み出してみてください。
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