「キャリアは心配ない」長期取得者3名に聞く、育児と仕事のこと
育児休業を取得したいと考えても、「キャリアに影響するのでは」「周囲に迷惑をかけるのでは」と不安を感じる人は少なくありません。
しかし、ラックでは性別や職種を問わず、多くの社員が長期の育児休業を取得し、復職後も柔軟な働き方を選択しています。
今回話を伺うのは、11ヶ月半の育休を取得した男性エンジニアのA.Kさん、営業職で2度の育休を経て職種転換をしたM.Hさん、そして人事として2度の育休を取得したY.Tさん。
それぞれの育休取得を決めた背景や復職後のリアルな働き方について語ってもらいました。
ロールモデルと上司の理解が、長期取得への背中を押した
ーまずは皆さんの育休取得状況について教えてください。A.Kさんは男性エンジニアとして、約1年という長期の育休を取得されたそうですね。
A.K:はい、最終的には11ヶ月半取得しました。
実は、最初は半年の予定でした。でも、実際に子どもが生まれてみると成長の早さに驚かされ、「この姿を見られるのは今しかない」と痛感したのです。そこで、慣らし保育が終わるまで延長できないかと上司に相談したところ、二つ返事で「いいよ」と承諾してくれて、あの時はびっくりしましたし本当に嬉しかったですね。
Y.T:私も同じく、1人目と2人目でそれぞれ1年半ずつ取得しました。管理部門も女性比率が高く、産育休から復帰するのが当たり前の環境だったので、「休むことでポジションがなくなるかも」といった心配はしていませんでした。とにかく「まずは子どもを無事に産んで育てること」が最優先で、仕事のことは「なんとかなる」と割り切っていましたね(笑)。
慣れない育児、上の子のケア、ワンオペ……。
育休中に直面した「リアル」
ー実際に育休を申請する際の手続きや、周囲の反応はいかがでしたか?
A.K:プロセスは非常にシンプルでした。直属の上司に相談し、その後人事に連絡して、時期が近づいたら申請書を書くだけです。
私は客先常駐のエンジニアでしたが、現場には他のラックメンバーもいましたし、後任への引き継ぎも上司がうまく調整してくれたおかげで、チームとして業務を回すことができました。周囲のサポートのおかげで、安心して休みに入れましたね。
ー育休中はどのように過ごされていたのでしょうか。
A.K:生まれて最初の1ヶ月は、とにかく夜泣きの対応が大変でしたね。深夜の1時半から4時まで泣き続けることもあって、妻と一緒にあやして寝かしつけた後は、もう2人ともぐったりしていました(笑)。
また、その時期は妻と子どもが外出できないので、家事全般は私が担当していました。普段は分担しているのですが、私しか動ける人がいないので、外に出られるようになるまでは結構大変でしたね。でも、だからこそ「育休を取って本当によかった」と改めて思いました。
ー大変な時期をご夫婦で乗り越えられたのですね。
A.K:外出できるようになってからは、地域の子育て支援施設によく遊びに行きました。職員さんに相談に乗ってもらったり、同じ時期に子どもが生まれた親御さんと交流したりできたのは助かりましたね。
あと、育休中に2度、家族旅行にも行きました。赤ちゃん歓迎の宿に泊まって快適に過ごせましたし、観光先ですれ違う方々に子どもを見て「かわいいね」と声をかけてもらえて、それがすごく嬉しかったのを覚えています。
M.H:私も慣れてきた頃には、午前中に児童館へ行って子どもを遊ばせたり、他のママさんと情報交換したりしていました。
大変だったのは2人目の時ですね。上の子が「なんでママと赤ちゃんは家にいるのに、僕だけ保育園に行かなきゃいけないの?」と泣いてしまって。育休中は預かり時間が短く、保育園から早く帰ってくることもあり、上の子のケアと赤ちゃんのお世話の両立には悩みました。
ーきょうだい育児ならではの悩みですね。
Y.T:2人目の大変さは分かります(笑)。うちは1歳10ヶ月差の年子なので、2人目の時はとにかく毎日が戦場のような騒がしさでした。
基本はワンオペで家事も育児も回していたので、正直記憶がないくらいです。でもその経験があったからこそ、復職後は「仕事も家事も育児も、全て100%でやるのは無理だ」と良い意味で諦めがつきました。自分のキャパシティを知り、優先順位をつけて線引きできるようになったのは、大きな変化だったと思います。
復職後の「働き方を変えたい」。
その願いを叶える柔軟なキャリアパス
ー育休からの復職後、働き方やキャリア観に変化はありましたか?
A.K:復職後も「妻と一緒に子どもを育てる」というスタンスは変えたくありませんでした。その希望をそのまま上司に伝えたところ、融通の利きやすい業務内容を提案していただきました。もちろん忙しい時はありますが、そうでない時は早めに切り上げて育児に参加できています。
ーM.Hさんは復職のタイミングで、アカウント営業からインサイドセールスへ異動されたと伺いました。
M.H:はい。2回目の育休中に、上の子へのフォローの大切さを改めて実感して。「子どもが小さいうちは、自分で業務量をコントロールできる働き方がしたい」と考えるようになりました。
アカウント営業はどうしてもお客様の都合に合わせる必要があり、夕方の打ち合わせも多くなります。そこで、復職前の面談で「働き方を変えたい」と率直に相談しました。通常は元の部署に戻るのが基本ルールですが、私の希望を汲んでインサイドセールスへの異動を提案してもらえました。
ー個人のライフステージに合わせて、柔軟にキャリアチェンジができたのですね。Y.Tさんは復職時、苦労されたことはありましたか?
Y.T:私の場合は、育休のタイミングがコロナ禍と重なったこともあり、復職する前後で社内システムや採用フローが一新されていたことが一番の壁でした。まさに「浦島太郎」状態で(笑)。
でも、そこで変に知ったかぶりをせず「新人になったつもりでキャッチアップします!」と宣言して、周囲に聞きまくりました。周りのメンバーも嫌な顔ひとつせず教えてくれましたし、チーム全体でサポートしてくれる温かさに救われましたね。
ー子育てと仕事の両立において、意識の変化などはありましたか?
Y.T:独身時代は100%の力で仕事に打ち込んでいましたが、今は物理的に時間が限られます。だからこそ、「全て100%は無理」と割り切り、仕事、家事、育児それぞれに優先順位をつけてバランスを取るようになりました。
ラックもそうした個人の選択を尊重してくれます。「育児中心に時短で働きたい」という人もいれば、「すぐにフルタイムで戻りたい」という人もいる。それぞれの希望を受け入れてくれる環境があるからこそ、無理なく働けているのだと思います。
M.H:本当にそうですね。ラックは「制度で決まっているからダメ」とルールで縛るようなことはほとんどありません。「こういう事情で困っている」と相談すれば、親身になって解決策を一緒に考えてくれます。その柔軟性があるからこそ、私たちも臆せずに「こう働きたい」と声を上げられるのだと思います。
ライフイベントは「制約」ではない。
変化を恐れずに声を上げてほしい
ー最後に、これから育休取得を考えている方や、ラックへの入社を検討している方へメッセージをお願いします。
A.K:子どもの成長は本当に早いです。「本当に同じ人間なの?」と思うくらい、1年で劇的に変化します。その貴重な瞬間をそばで見守ることは、何にも代えがたい経験でした。ラックには理解ある上司や同僚が多く、キャリアもなんとかなりますから、もし迷っているなら、あまり考えすぎずにまずは気軽に相談してみてください。
M.H:子育てなどの制約があっても、「こう働きたい」という意思があれば、それを受け入れてくれる土壌があるので、臆せずにチャレンジしてほしいですね。知識や経験も大切ですが、何より「自分なりに工夫してやろう」という気持ちがあれば、なんとかなることが多いと感じています。
Y.T:育休に限らず、ラックは全社員の「やりたいこと」や「希望」に耳を傾けてくれる会社です。ライフイベントを理由に何かを諦めるのではなく、声を上げれば応えてくれる環境がここにはあります。ぜひ、自分らしい働き方を見つけに来てください。
※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。