【注意喚起】FTPサーバに対する攻撃件数の増加について
脆弱なパスワードのユーザが存在する FTPサーバを狙った攻撃が増加傾向にあります。本件に関する影響、および対策を纏めました。株式会社ラック
公開日:2006年 6月13日 10:00
最終更新日:----年 -月--日 --:--
【注意喚起】FTPサーバに対する攻撃件数の増加について
近日、脆弱なパスワードのユーザが存在する FTPサーバを狙った攻撃が増加しております。脆弱なパスワードのユーザになりすましてログインを試みる通信が多数発生しており、公開 FTPサーバを不正な目的で悪用される危険性があります。つきましては FTPサーバを運用しているお客様は脆弱なパスワードが設定されたユーザが存在しないかなど FTPサーバの運用状況を確認することをお勧めいたします。
■攻撃対象ポート■
21/tcp (FTPサービス)
■攻撃の特徴■
攻撃者は脆弱なパスワードが設定されたユーザを調査するため、サーバに存在する可能性の高いユーザ名(rootやAdministratorなど)に対し 大量のパスワードリストをもとにログインを試みます。脆弱なパスワードが設定されているユーザが存在した場合、攻撃者はそのユーザになりすまして FTPサーバにログインできます。
この攻撃は特定の脆弱性を利用するものではなく 一般的に利用されるFTP通信を悪用します。 FTP通信は様々なネットワークにおいて日常的に利用されているため、不特定多数からの接続を許可している場合 通常発生するFTP通信と区別することが難しくなります。
■想定される被害■
なりすましてログインが成功した場合、下記の被害が想定されます。
- ホームページを改ざんされる
- フィッシングサイトに悪用される
- 違法性のあるファイルの交換場所に悪用される
- ボットやワームなどの配布サイトに悪用される
■被害を受ける環境■
脆弱なパスワードが設定されたユーザが存在する公開FTPサーバ
※脆弱なパスワードの例
- パスワードなし
- ユーザ名とパスワードが同じ
- 辞書に載っている文字列
- 数字のみのパスワード
■推奨する対処方法■
下記の対処方法をお勧めいたします。
- 脆弱なパスワードが設定されたユーザがいないか確認する。設定されている場合は大文字小文字記号を含んだ複雑なパスワードを設定する。
- 匿名ユーザ(anonymous)でのログインが 許可されていないか確認する。許可されている場合、必要なユーザであるか確認する。
- 不正にログインされていないかFTPサーバのログを確認する。
- FTPサービスが必要であるかを確認する。必要でない場合はFTPサービスを停止する。
- FTPサービスが必要である場合、ログイン可能なホストやユーザを制限する。アクセスする必要のないホストに関してはファイアウォールでアクセス制限することをお勧めします。
- FTPサービスは平文で通信を行うため 盗聴やなりすましなどに弱いサービス
です。ファイルの転送などの利用の場合、SSHなどの暗号化通信で代用する。
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